岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『その時10歳の私はー岡山大空襲の記憶』を観ました。

2016-06-25 21:40:49 | 戦争を語り継ぐ

71年前の6月29日未明、岡山大空襲がありました。

当時、10歳だった少年少女が80歳になった今、思い出す空襲の日の体験です。

朗読劇です。

総合監督 高垣章二さんのコメントです。

戦後70年の昨年「戦争の記憶」がいろいろな形で語られました。

操山高校五期生の会は、約二年の歳月をかけ「その時10歳のわたしは」の手記を募集し、

編集発刊しました。

そして今年、ルートの会が中心になった71回目の「岡山空襲の日」を前に、

この手記をもとに『朗読劇』を上演します。

全国で空襲を受けた街は百以上だと思います。

その街街で空襲の記憶は語られ続けているのでしょう。

岡山市も同様です。

空襲の日には教会やお寺で当時の様子が語られ、祈りの時間を過ごします。

またミュージアムでは「空襲の記憶展」が開催され続けています。

残念ながら人々の参加は下降線といわれます。

今回の朗読劇は、地元の高校生も参加しました。

モンペ姿で会場の案内役を真剣に笑顔で務めていました。

おかげで会場は満席でした。

高校生効果があったのではないでしょうか。

伝承という言葉が思いつきました。

素晴らしいこころみです。

日本だけでなく世界中で、きな臭さを感じる日々です。

頼もしい限りでした。

ありがとう。



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