岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

【日記】3月5~6日

2005-03-07 10:59:04 | 日本の仲間
5日土曜日 
☆地元の国会議員による国政報告会参加
30人強の参加者。
この4月に始まる介護保険制度改正について話し合う。
市社会福祉協議会のヘルパーさんやケアマネさんに、
現状を話していただく。
現制度の問題点、改正制度への不安がいっぱいである。
それでも、ヘルパーさんによって支えられてる高齢者の
方々への思いは、他の仕事では感じることができない
充実感が感じられる。尊い仕事だ。

このようなヘルパーさんの声を厚生労働省に伝えるパイプは
ないに等しい。ヘルパーには全国組織はない。
職能団体がないのは厳しい。
厚生労働省は、現ヘルパー制度さえ、なくそうとしている。

現介護保険制度の理解もまだまだ浸透していないと思った。
そのような段階で、政府の都合(財政不足)で制度改正を
するのは問題だ。

厚生労働省の広報では、
とにかく金が足りない。これでは制度がもたない。
その理由は、要支援、要介護者が増えて、その上、無駄に
金を使っている。ケアマネも過剰サービス計画になっている
という。海外では、要支援などないという。

とんでもないことだ。

現制度を導入しやすくするために、要支援をつくり、間口を
広げ、国民の賛同を得たのである。制度導入時に、甘く設定
したのは誰か。政府であり、厚生労働省である。
国民がやっと制度を理解することができだしたから、利用者
も増えた。そうすると立ち行かない。

原因は、自らにあるのに謝罪もせず、国民の責任に帰すと
いう姿勢は許せない。

高齢者の制度変更は、ゆっくりと行うことを原則にすること。
慣れることには時間がかかる。バタバタすると、老化は
進行する。認知症もそうだ。
高齢者の命を縮めるような拙速な制度変更に反対する。

6日(日曜日)
兵庫の大岩登山。
いつものグループで、早春の山を歩く。歩くといっても
岩場も多く。スリルもいっぱい。山の空気を堪能した後は、
(山のなかは台風で大木が数多く倒れているのが無残)
武庫川沿いに下って武田尾を目指す。

途中、ザイルを使う岩場もあったが、全員無事通過。
この武庫川渓谷、昨年に台風の被害がすごい。
護岸は壊れ、温泉宿は流れ、鉄橋もなくなっていた。
すざましい破壊だ。
いつ復興できるのだろうか。

街中だけではわからないことが、多い。









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