『夢より深い覚醒へー3.11以後の哲学』 大澤真幸著 2012-05-04 22:17:29 | 本 岩波新書 2012年3月 「夢より深い覚醒」と言われても、夢が覚醒なのかと思ってしまう。 覚醒とは覚めること。 夢から覚醒するとは、夢から覚めることを表すのだろう。 では「夢より深い覚醒」とは何なのか。 それは3.11が私たちに根源的な覚醒を促しているということだと思う。 しかし、報道機関や政治家を含めた日本人が3.11の持つ「根源的な覚醒」を見逃しているのではないか。 大澤さんはそのように問いかけているように思われる。 哲学的な論考はまことに刺激的だ。 学ばせていただいています。 « ツアーバス事故で明らかにな... | トップ | 北アルプスの遭難はまことに... »