岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「老齢加算廃止と生存権の危機」 その3

2008-12-22 12:33:08 | 社会福祉士
大友教授の話は、
老齢加算年金を廃止したことによる受給者の生活の変化がどのようなものだったかと続く。
具体的な話はここでは省略させていただき(※大友教授の研究内容に関われることであり、他者が書くことはできないように思われた)、
ラフに書かせていただくと、生活費の切り詰めは、社会生活に影響を及ぼす。衣服費や交際費(法事など)の倹約は、外出機会の減少、そしてコミュニケーションの機会を少なくする。そのことで生活の幅を狭くさせ、自宅のみの生活が常態化する。それは身体の機能低下につながろという悪循環に陥る。
月額2万弱の資金不足がこのような事態を引き起こすのである。
(※毎日高齢者の家庭を訪問している人間としては、この負のスパイラルの存在を見ることがある。そして、その時にほとんどなにもできない)。

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