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竹林館 2007年発行 309p 2400円
これは、20日に、One World Festa で、ご本人から購入した本です。
何かひきつけられたように買いました。
中田さんは、25年以上に渡って、途上国援助を仕事とされてきた方です。
その方が、「人間性」(=人情に近い)について考え抜いた本です。
この本を書くきっかけは、家族でラオスに援助に行ったときに感じたことからだそうです。
それは中田さんの7歳のご子息が両親に話した内容でもありました。
「ラオスの子どもたちと遊ぶのは、とても楽しい。彼らはめったに怒らないし、
いらいらもしない。たまに誰かが腹を立てるようなことがあると、まわりの子が
おどけたりしてなだめてくれるので、直ぐに機嫌を直してまた遊び始める。
日本では、ゲームに負け続けたりして、すねたり怒ったりする子がいつもいて、
しかも誰もかまわないので、そのまま怒って帰ってしまう。
僕もそうなることがあった。でも、ラオスではそんな子はまだ見たことがない」
「ラオスの子どもたちのほうが、日本の子どもたちより絶対にやさしい。
あの子どもたちと日本の子どもたちは、心がどこか違う」
そして、中田さんは、
「私たち、いわゆる先進国の人間は、近代化とともに、かって誰もが持っていた
人間としてもっとも大切なものを失いつつあるのではないか」という根源的な疑問に
真正面から立ち向かわれた。
この『人間性未来論』 は、その精神探求の軌跡を綴られた本だと思います。
目次を紹介します。
第1章 原型共同体と人間性
第2章 心のセーフティネット
第3章 自己意識の不安定化と家族の危機
第4章 相互扶助と人間性の未来
現在、私は、第2章(94p)を読み始めています。
読了した時点で、再び書くことができればと思っています.
※写真はワンワールドフェスタに出展していたビッグイシューのスタッフとバックナンバー。
これは、20日に、One World Festa で、ご本人から購入した本です。
何かひきつけられたように買いました。
中田さんは、25年以上に渡って、途上国援助を仕事とされてきた方です。
その方が、「人間性」(=人情に近い)について考え抜いた本です。
この本を書くきっかけは、家族でラオスに援助に行ったときに感じたことからだそうです。
それは中田さんの7歳のご子息が両親に話した内容でもありました。
「ラオスの子どもたちと遊ぶのは、とても楽しい。彼らはめったに怒らないし、
いらいらもしない。たまに誰かが腹を立てるようなことがあると、まわりの子が
おどけたりしてなだめてくれるので、直ぐに機嫌を直してまた遊び始める。
日本では、ゲームに負け続けたりして、すねたり怒ったりする子がいつもいて、
しかも誰もかまわないので、そのまま怒って帰ってしまう。
僕もそうなることがあった。でも、ラオスではそんな子はまだ見たことがない」
「ラオスの子どもたちのほうが、日本の子どもたちより絶対にやさしい。
あの子どもたちと日本の子どもたちは、心がどこか違う」
そして、中田さんは、
「私たち、いわゆる先進国の人間は、近代化とともに、かって誰もが持っていた
人間としてもっとも大切なものを失いつつあるのではないか」という根源的な疑問に
真正面から立ち向かわれた。
この『人間性未来論』 は、その精神探求の軌跡を綴られた本だと思います。
目次を紹介します。
第1章 原型共同体と人間性
第2章 心のセーフティネット
第3章 自己意識の不安定化と家族の危機
第4章 相互扶助と人間性の未来
現在、私は、第2章(94p)を読み始めています。
読了した時点で、再び書くことができればと思っています.
※写真はワンワールドフェスタに出展していたビッグイシューのスタッフとバックナンバー。
人は他の世界をみてはじめて己を見ることができますね。
日本の子どももいい経験をしましたね。
礼節の国だったと思われる鹿児島ですが
JRの駅で朝夕自分勝手の乗客をみています。
子ども達は塾通い。
中国からの留学生は
日本ではすでに失われた礼節が残り
感心しています。
「社会福祉」あるいは「社会」そのものの根底を考えさせられる貴記事でした。
私自身も、現代の日本人の典型だと思うことがあります。
ラオスの子供たちのように、周りの人に
かかわれません。
自分自身を守っているのかもしれません。
自己責任論に惑わされているのかもしれません。
社会福祉に関わっている人にも、私と同じような人が多いとも思います。
この課題はとても深いものではないでしょうか。
しかし避けては通れないことも確かですね。