ビッグイシュー津島販売所で「ビッグカフェ」が開かれました。
お店の愛称もビッグカフェですが、月に１度、本当のカフェになるのです。
正真正銘の「ビッグカフェ」です。
販売員のヤマちゃんが慣れた手つきでサーブしてくれます。
参加者の皆さんはお菓子などを持ち寄ってカフェしながらおしゃべりに夢中です。
今日は素敵なお話をお聞きしました。
ビッグカフェにいらっしゃった女性からです。
ビッグイシューは岡山では知名度がとても低いので お店に入っていただけるだけでとても嬉しいのですね。
岡山市津島は文教地区です。
保育園から大学まで大勢の生徒や学生さんが通学しています。
岡山は坂のない街なのでとても自転車が普及しています。
「ビッグカフェ」の前も自転車通学の若者がごった返しています。
ゆっくり店内をみてもらうことが難しいのですね。
道行く学生さんにビッグイシューを読んでもらえるのだろうかと悩むこともあります。
でも、無関心そうに通って行く学生さんの目にビッグイシューが入っていないわけではないのです。
本日、来店いただき初めてビッグイシューを購入された女性からのお話です。
６月のある日、高校生の息子さんが帰宅して、お母さんであるこの女性に聞いてきたそうです。
イシューってどういう意味？
「ビッグカフェ」の看板を見て、ビッグイシューってなんだろうと思ったのです。
お母さんは、ビッグイシューはどんなものか知らないけれど、イシュー（issue）の意味はわかったのですね。
勉強されてます。
息子さんに単語の意味を話されたそうです。
ビッグイシューが親子の会話促進に役立ったのです。
このような会話が私達の知らない場所でされているのかもしれません。
だとすれば本当にありがたいことです。
このお話には素敵なオチがあります。
高校のテストに、この単語ISSUEが出たのです。
もちろん、息子さんは大正解！
親子で喜んいる姿が目に浮かびます。
（もしかしたら、出題者の先生もビッグイシューをみていたのかもしれません）
そして、本日お母さんである女性がことの報告にビッグカフェを訪れ、ビッグイシューを手にとっていただくことになったのです。
心温まる素敵なお話でした。
