岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「終活カウンセラーを目指せ」と僧侶が活動を始めている。

2013-02-05 20:17:18 | ケアラーのために
「終活」という言葉を初めて聞きました。

2013年2月5日付朝日新聞文化欄の見出し「終活の相談は『お寺に来て』」でした。

リードを引用します。

生前に自分の最後の準備を進める「終活」への関心が高まるなか、僧侶たちに自らの存在感が薄いという危機感が生まれている。形骸化した「葬式仏教」から向けだし、死と向き合う過程で良き人生を全うするという宗教本来の役割を取り戻す契機ともとらえている。

まことによくわかる。

お寺で、エンディングノートの活用が始まっている。

京都市山科区大立寺(今井利幸住職)では、檀家にエンディングノートを配ったそうだ。

先ず臨終の事を習うて後に他事を習うべしー序文に、日蓮の言葉を引いた。
「死の準備を整えることで、安心して、より善く生きられる。その手助けは、寺の役割のはずです」

「独り暮らしや、頼れる身寄りがない檀家の間で、葬儀や死後の供養がきちんとできるのか不安が強まっている」と感じられる。




「臨終難民」は、物理的だけでなく精神的にも難民化する恐れがあるということですね。


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