前夜に続き、若者とともに戦争を語る特集です。
この番組に使われた映像の多くはモノクロで見覚えがあります。
それだけ映像が限られていることもあるのでしょう。
その映像をカラ―化する。
昔からある技術ですが、最新デジタル技術を駆使して「色つき」にしたとのこと。
色調は、モノクロ映像に色を薄くつけていくという感じですが、
赤色系が浮き上がります。
・軍旗の色
・火災の色
・血の色
などです。
この様な場面(映像)は、強烈な印象を与えました。
番組に登場した若者たちの反応も同様でした。
映像は、欧州戦線、独ソ戦線、中国戦線、太平洋戦線と第2次大戦の主要戦場を
映し出します。
最後は、ナチの強制収容所や日本軍の玉砕現場、サイパン島での投身など
正視することができない映像です。
しかし、これが戦争そのものです。
見ておかなくてはならないものです。
亡くなられた方々の尊厳に配慮することも重要です。
このような映像は放映しない方がよいという考えもあるでしょう。
しかし、「戦争をしてはならない」ということが、
亡くなられた方々からの最大のメッセージだと
考えることもできると思います。
命を賭けて、戦争の残酷さを教えてくれる映像です。
※写真は広島・平和の灯と慰霊碑