暑くも厳しい夏ですが、
涼風のように、尾畠さんの行いが飛び込んできました。
あまりに学ぶことが多く、わたしの石に刻んでおいたほうがいいようです。
ネットで、尾畠さんが由布岳のベンチや道を治し、66歳で日本縦断をするビデオをみました。
12年前の映像です。
映像の尾畠さんは一回り若かった。
65歳で魚屋を畳んで、これからは受けた恩を返さなくてならないと思っていた頃でしょう。
このビデオは、林さんという近所の女性の方が撮影しています。
この人のことは私が記録しておかなければならないと思われたのでしょう。
まことに立派な方です。
日本縦断は最初の一歩と最後の一歩宗谷岬到着のシーンも撮影しています。
尾畠さんはこの旅で、全国の人に助けてもらったそうです。
それはそうですね。とても一人では旅を続けることはできません
特に東北での人々の交わりは格別だったようです。
南三陸町での情けが尾畠さんの石に深く刻まれました。
4年後に東北を津波が襲います。
尾畠さんは、いまが恩を返す日と、南三陸町に駆けつけ支援の日々500日を過ごします。
山では由布岳へ恩返し、日本縦断では日本中の人にかけられた情けを水に流さず返す。
そうしてみれば、尾畠さんは大分という地域から、日本を歩くことで大きく拡がったことになります。
頂いた情けが多いほど、石に刻む恩が大きかったのでしょう。
可愛い子には旅をさせろといいますが、人は旅で磨かれるのですね。
いくつになっても。
旅をして恩をいっぱい作りましょう。