前の記事で写真を掲載した福祉センターについて、ネットで検索してみて、「ようわからん建築」の意味が判明しました。
そして、実名がよろしいかと思いました。
この建物は旧国立病院本館のリニューアルでした。
40年間、病院として使われた建物を、再利用したという。
第17回BELCA賞ベストリフォーム部門表彰物件のホームページからの引用です。
「旧国立岡山病院本館として使用されていた建物をリニューアル整備し、新たな活用を目指した計画である。
主要構造部の調査結果から、適切な補強により再利用が可能と判断され、コスト比較などの結果、
解体新築でなく再利用が選択された。
補強の手法としては、クライアントとの十分なコミュニケーションのもと、RC系の既存部の耐震壁を撤去し、
外周に剛性の異なる鉄骨のラーメンフレームを設けて補強を行う「ダブルフレーム構法」と名づけられた方法が採用され、
重要度係数1.25に見合った耐震性能を確保することとしている。
一方で既存部にある内部の耐震壁はすべて撤去されているので、新しい機能に見合った自由な間取りが可能となり、
計画のフレキシビリティは格段に上がったと考えられる」
そうか、エントランスの車寄せが不釣り合いなこと。外面のフレームがデザイン的にみてもどうだろうかと思ったが、
これは補強のためのフレームだったことがわかった。
ブログに掲載することの責任(?)から、調べてみることにしましたが、
おかげで「ようわからん」から「よくわかった」に変わりました。
建物の写真を再掲載します。