岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

格差が広がった世代

2006-10-22 22:52:57 | 国民と国会と政治
珍しくサンデープロジェクトを観ていたら格差について話していた。
その中で 格差の広がった世代の話をしていた。
ひとつは50代。これはわかる、リストラ組と生き残り組である。
もうひとつあった。25~35歳の世代だ。
この世代は就職氷河期で フリーターやニートが急増した。
この世代の救済が急がれる。

この番組ではじめて語られたことに フリーターやニートを中心に
経済的に恵まれない人々が結婚できていないことがデータから明らかに
なり、少子化の大きな要因になっているという。
ありえる話だ。
このような10年に及ぶ世代が困難に陥ったことは日本では戦時中
以来だ。
かって戦争世代の若者の多くを失ったことを克服することは
今に至るまでも長い時間が必要だった。
同じことは世界中の国にあった。
もっとも世代喪失の被害があったのはもちろんユダヤ人だが、
おかげで 世界の頭脳の多くが失われた。

このことと 日本の現状は比較できることではないが、
1世代がその能力を発揮することなく時間に流されてしまうことの
打撃はその国の未来に暗い影を長く残すことになる。
ゆえに今なら取り戻せるこの世代のポテンシャルを発揮できるように
時の政府は緊急対策を行わなくてはならない。


補選は 自民・公明組が2勝。
今回も公明の力が発揮された。大阪は公明が強すぎる。
これでは国の方向を間違わせると思う。

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