岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「裁判員裁判は裁判員のための裁判」というつぶやき。

2010-11-02 01:10:33 | 日本の仲間


このことばは、Twitterで見ました。
私も同じように思っていました。

当事者が裁判員であるかのような報道には違和感があります。

「死刑求刑に対して揺れる裁判員のこころ」といった扱いです。

「裁くこと」が身近になったこと。
他人事ではないこと。
このことは、重要なことです。

それでもわだかまりがあるのは、テレビや新聞という報道の中で
裁判自体が、「劇場化」するからなのでしょう。

裁判員として当事者になりうるにも関わらず、他人事のようでもある裁判。

この不思議な感覚は、よほどの想像力と実践を重ねることでしか
裁判員制度を身近なものにできないことを証明しているようです。

※写真は奥大山。

最新の画像もっと見る