岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『孤蝶の城』桜井紫乃著 読み終わりました。すごい本です。

2022-08-16 09:41:50 | 

途中まで読んでもういいかなと思っていましたが、それから俄然引き込まれてしまいました。

話は、カーニバル真子(モデルはカルーセル麻紀さん)の半生を辿っているのですが、

なんとも平々凡々と過ごしている私などには異次元の話でした。

しかし、現代を生きる同じ人間。

理解できることも多く、こちらの偏見や情報不足を吹っ飛ばしてしまいました。

カルーセル麻紀さんのwikiです。

驚くほど交友関係が広くそれも親密。

特別な魅力がある人なんだと知りました。

 

しかし、『孤蝶の城』を書くことのできる桜井紫乃さんて、どうなっているのだろうと思ってしまいます。

その理由は最終盤になって分かりますが、それは読んでの楽しみです。

お話は、モロッコに始まり、2001年大麻取締法で拘留され(不起訴)再起を図るところまでです。

 

みごとな先駆者であり冒険者ですね。

 

お読みいただきありがとうございました。

💛ウクライナに平和を💛

 

見出し画像は、公園の木陰で歩行車に座って読書をする婦人です。


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