最近の新聞紙面では、「尼崎脱線事故」という表記に
なっているケースが多いが、これは事故名として適切ではない。
4・25ネットワークが、9月25日にホームページを立ち上げ、
http://www.4-25.net/index.shtml
「JR西日本福知山線脱線転覆事故」と命名されている。
私も、この事故名が適切と考え、カテゴリー名も変更させて
いただいた。
事実は脱線事故というレベルではなく、転覆事故である。
この違いをマスコミも理解しなければならない。
ホームページを立ち上げていただいたお蔭で、
私のように1人でフォローをさせていただいている人間には
格段に情報を得やすくなった。
ありがとうござます。
さて、9月25日の慰霊祭については、旅の空だったので
詳しく知ることが出来ませんでした。
帰宅後、毎日新聞紙面を読みました。
気になる文章と、垣内社長、北側国土交通省大臣の言葉を
転載します。
参列していた野田正彰・関西学院大教授の文章です。
「責任者の側が慰霊祭を急ぐ理由は、これほどまでに誠意を
尽くしていると表明したいことにある。
だが意識するかしないかは別として、加害側と被害者が
ともに事故を悲しむことによって、両者の緊張を緩め、
責任の追及をあいまいにさせるという機能を待つ。
この機能を十分にする北側国土交通省大臣は、死傷者への
謝罪を言わず、このような事故を起こさない安全向上が
自分の使命と述べた。政府に監督責任がないなら、
なぜ安全が使命なのか。巧みに責任は隠されている」
この国土交通省の対応は、当ブログの5月21日号と
5月24日号を見ていただきたい。
危惧した経過をたどるのではないか。
「それに比べ、JR西日本の垣内剛社長のおわびは
ひたむきな謝罪だった。この挨拶についてだけ、
信楽事故からの歳月を感じた。
今回の慰霊祭は、JR西日本のみによる計画が遺族の反発に
よって中止となり、兵庫県など自治体も実行委員として
加わった。
故人を知らない疑似コミュニティが式の表に立ち、
ビジネスとして管理されている。
どうして悲しむ人が主体になれないのだろう」
二名の言葉も大変重要なので掲載させていただこう。
JR西日本・垣内剛社長
「慰霊のためのお詫びと安全の誓い」
「あの朝、幸せな皆様の人生を私どもが一瞬にして奪って
しまいました。皆様がこよなく愛したご家族と、突然の
お別れをさせてしまいました。
お詫び申し上げるばかりです。全社員が初心に帰って、
事故の撲滅に取り組むことこそが、皆様のご無念に報いる唯一の
道であると認識し、『安全性向上計画』の着実な実施に全社を
挙げて取り組んでいます。『安全で安心できる鉄道』を
作り上げていくことをお誓い申し上げます」
北側一雄・国土交通省大臣
「追悼と安全のことば」
「107名の方々の尊い人命が失われたことはまことに痛恨の
極みです。安全は交通・運輸サービスの基本中の基本であり、
二度とこのような事故を起こすことがないよう固く決意し、
一層努力します」
一言だけ。基本中の基本をおろそかにしていたのは、
国土交通省ではなかったのか。
なっているケースが多いが、これは事故名として適切ではない。
4・25ネットワークが、9月25日にホームページを立ち上げ、
http://www.4-25.net/index.shtml
「JR西日本福知山線脱線転覆事故」と命名されている。
私も、この事故名が適切と考え、カテゴリー名も変更させて
いただいた。
事実は脱線事故というレベルではなく、転覆事故である。
この違いをマスコミも理解しなければならない。
ホームページを立ち上げていただいたお蔭で、
私のように1人でフォローをさせていただいている人間には
格段に情報を得やすくなった。
ありがとうござます。
さて、9月25日の慰霊祭については、旅の空だったので
詳しく知ることが出来ませんでした。
帰宅後、毎日新聞紙面を読みました。
気になる文章と、垣内社長、北側国土交通省大臣の言葉を
転載します。
参列していた野田正彰・関西学院大教授の文章です。
「責任者の側が慰霊祭を急ぐ理由は、これほどまでに誠意を
尽くしていると表明したいことにある。
だが意識するかしないかは別として、加害側と被害者が
ともに事故を悲しむことによって、両者の緊張を緩め、
責任の追及をあいまいにさせるという機能を待つ。
この機能を十分にする北側国土交通省大臣は、死傷者への
謝罪を言わず、このような事故を起こさない安全向上が
自分の使命と述べた。政府に監督責任がないなら、
なぜ安全が使命なのか。巧みに責任は隠されている」
この国土交通省の対応は、当ブログの5月21日号と
5月24日号を見ていただきたい。
危惧した経過をたどるのではないか。
「それに比べ、JR西日本の垣内剛社長のおわびは
ひたむきな謝罪だった。この挨拶についてだけ、
信楽事故からの歳月を感じた。
今回の慰霊祭は、JR西日本のみによる計画が遺族の反発に
よって中止となり、兵庫県など自治体も実行委員として
加わった。
故人を知らない疑似コミュニティが式の表に立ち、
ビジネスとして管理されている。
どうして悲しむ人が主体になれないのだろう」
二名の言葉も大変重要なので掲載させていただこう。
JR西日本・垣内剛社長
「慰霊のためのお詫びと安全の誓い」
「あの朝、幸せな皆様の人生を私どもが一瞬にして奪って
しまいました。皆様がこよなく愛したご家族と、突然の
お別れをさせてしまいました。
お詫び申し上げるばかりです。全社員が初心に帰って、
事故の撲滅に取り組むことこそが、皆様のご無念に報いる唯一の
道であると認識し、『安全性向上計画』の着実な実施に全社を
挙げて取り組んでいます。『安全で安心できる鉄道』を
作り上げていくことをお誓い申し上げます」
北側一雄・国土交通省大臣
「追悼と安全のことば」
「107名の方々の尊い人命が失われたことはまことに痛恨の
極みです。安全は交通・運輸サービスの基本中の基本であり、
二度とこのような事故を起こすことがないよう固く決意し、
一層努力します」
一言だけ。基本中の基本をおろそかにしていたのは、
国土交通省ではなかったのか。