岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「岡山の住宅用火災警報機の設置率、全国ワーストの60・7% 」 でわかること。

2014-07-29 21:01:03 | 岡山
最近、非常に気になるのは、タイトル(産経新聞記事)のように防災意識が極端に低下していることだ。
火災警報機を設置していないということは、我が家は安全だと誤解している。油断している。

岡山は比較的安全な地域と思われていることもあって東北や関東から移住される人が多い。
移住者数は中四国の県で一番多いと言われている。
県も市も積極的に受け入れ支援をしている。
その上、今年には都内から移住してきた医師が開業した。
このニュースは海外でも取り上げられている。


このような動きにも影響されているのか、岡山人がますます安心し油断している。
全国から人が集まるほど安全なのだと。

公民館や市の施設にはハザードマップも掲示されている。
岡山市中心部も津波に襲われると予測されている。

それなのにそれなのに、この無防備ぶりはなんだろう。

最近も若者の集まりで、「岡山は災害が少なく安全だ」という話で盛り上がった。

こんなときは長老が、口を挟まなくてはならない。

「阪神淡路大震災が発生するまでは、神戸が地震に襲われるなんて誰も思っていなかった。
発生時には京阪神はすごく揺れたけど、ここがこれだけ揺れるのだから名古屋か東京は大変なことになっていると思った。
京阪神で大地震が起こるなんて誰も思っていなかったんだ」と。

ところが、若者には阪神淡路大震災の記憶さえないのだ。
中には、まだ生まれてなかったという学生さんもいた。
風化するわけだ。

これはいけません。
なんとかしなくてはならないと強く思いましたよ。


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