岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

提言や提案を身近にしたい。

2009-10-19 22:04:17 | 国民と国会と政治
「提言」や「提案」について考えていて分かったのは、提案型思考に縁遠くなっていること。
特に、役所の「周辺」で仕事をしていると、「提言」や「提案」ということがほとんど求められない。
考える人(決定権がある人が多い)と指示される人がはっきり分かれている。
中央が変わったとしても、地方の役所が変わるのはいつのことだろう。

現場の職員は、指示された通りに働けばよいという風土がある。
随分もったいないなーと思う。
ここで役所の再構築の話になりそうだが、今日は、自分自身の問題としての
「提言」や「提案」を考えてみたい。

社会福祉の業界に入る前は、商社の婦人服部門にいたのですが、当時は職場のスタッフとケンケンガクガクと
討論しながら新商品の企画などやっていました。
上司も部下もない世界でした。
新しいことを考えることが仕事でしたね。

このような取り組みにも関わらず、業界全体が構造不況になってしまい、撤退するしかなくなったのです。
もちろん私自身力量不足でした。
ユニクロの躍進を見れば方法があったことはあきらかです。

その頃から比べれば、現在置かれている「提言、提案のない世界」は、とても息苦しい。
しかし私を取り巻く環境(家庭など)を考えればとりあえず現状の中で頑張るしかないですね。

職場での提案とともに、もっと広く社会に対する提案力を磨いていきたいと思います。

いつも、この国には理念がないとぼやいているなら少しは自分で考えろというわけです。

長いこと人間をやっているのですからね。
自分が政権をとったら、この国どうしたいのか。
この程度は考えておかなくてはなりません。
現政権の対案でしょうか。
大きくでました。

※吉備線の鉄橋。足守川に架かっている。山の上に白く見えるのは鬼ノ城の櫓。
新羅軍を迎えるために造られたのか(もちろん復元)。桃太郎伝説に繋がる。

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2 コメント

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提案力の基礎は (bonn1979)
2009-10-20 21:07:03
大学の事務組織というものも
5つの私立大学にいましたが
およそ「提案力」のない世界でした。

一人でも
と思って
最後となる職場では
最初の1年は
提案ばかり
全部つぶされました。
1人からではなくすべての人から。

どうすれば
「提案力」ができるのでしょうか?

平凡なようですが
教育の世界からですね。

無責任のようなつぶやき
になりましたが
私立大学の閉塞感には絶望しました。

1965年頃の中央官庁とか
1975年頃の県庁とかには
毎日のように「提案」があったようでした。
となると
「時代」ということなのか。

twitter という先端社会を覗いています。
時代の変化のめまぐるしさを反映しているようです。
返信する
twitter (岩清水)
2009-10-21 00:17:11
貴ブログを読ましていただき、登録まではしましたが、とりあえずそこまでです。
後追いさせていただきます。

至る所に「閉塞」があるのですね。
その世界への風穴としてブログの価値があるのかもしれません。
つぶやきが、何を起こすか、とても興味があります。
返信する