岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

映画「ミッション・ワイルド」をネットで観ました。素晴らしい映画ですね。

2020-09-15 20:45:30 | 映画・DVD 

いやー、驚きました。

宇宙人トミー・リー・ジョーンズの監督主演映画です。

なにも予備知識なしに見始めました。

みすぼらしい初老の男がリンチを受けるシーンから登場するのですが、どこかで観た顔だなと思っていました。

はたと気がつきました。缶コーヒーのボスでした。

映画のあらすじを思い出してみます。

時は1800年代、西部の開拓時代です。

場所は荒野しかないネブレスカ準州。

開拓民の生活は過酷を極め、精神を病む女性が多かったようです。

同居している男たちでは、適切な治療も受けさせれなく、家の中に閉じ込めたり、柱に縛り付けています。

そのような大変な状況に置かれた女性たちを故郷へ送り届けることを地区の教会が担っていたというのです。

片田舎の開拓地から中心の街へ、そして郷里へと送り届ける仕組みが出来ていたそうです。

まず、中心の町まで届けなくてはなりません。

それを担うのは教会員です。

籤で選ばれたのはヒラリー・スワンク(ミリオンダラーベイビーのヒロイン)。

一人で開拓をしている信仰の篤い働き者の女性です。

(生活に限界を感じ、男性と結婚しようとしますがうまくいきません)

彼女は、精神を病んだ女性三人を荷馬車に閉じ込め街へ向かいます。

善行を行うわけです。

しかし、このミッションは女性一人では不可能です。

目をつけたのが、リンチに遭っていた悪党のジョーンズ。

ジョーンズを助け二人でミッションを遂行しようとします。

あらすじはこの辺りまでにします。

荷馬車に閉じ込められた3人の女性は奇声を発したり暴れたりするのですが旅の終わりには静かでおとなしくなっていきます。

長い過酷な旅と自然が彼女たちを癒していくのです。

もちろん、単純なはなしではありません。

映画を観ることで見えてくるものがあります。

ぜひ観てください。

私はアマゾンで観ました。

宇宙人ジョーンズさんはほんとに宇宙人です。

素晴らしい。

原題は、「ホームズマン」  

故郷に送り届ける人ということでしょう。

日本語タイトルの「ミッション・ワイルド」も、荒々しいミッションですから、なるほどと思います。

↑ ジョーンズさん、放火もしました💦

 

お読みいただき有難うございました。

 

 

 



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