先週、東京日帰りの折に八重洲地下街の古書店に入った。
時間がないので、30分ほどで3冊購入した。
1.「旅する巨人」 佐野眞一著
2. 「中国農民が証す『満州開拓』の実相 西田勝 孫継武他 編
3.「馬鹿八と人はいう 一外交官の回想」 有田ハ郎著
1は、宮本常一氏と渋沢敬三氏についての綿密な取材に基づく
ドキュメンタリー。
宮本常一氏からは地を這うようなフィールドワークと離島の人々への
熱き思いに、畏敬の念を強くした。
この先人から「社会福祉学」が学ぶことは多いと思う。
渋沢敬三氏は大原孫三郎氏を思い出させる大パトロンだ。
この人もすごい人だと感じ入った。
2は、中国人から見た「満州開拓団」の研究書。
日本で出版された大陸からの「引揚者」の手記は多い。
図書館に行けば、いくらでも読むことができる。
しかし「満州開拓団」を受け入れた現地の人々の話は読んだことが
なかった。そこでこの本を見つけて、すぐさま購入することにした。
しかしまだ読み始めたばかりだ。この本を澄んだ目で読めるか。
自分自身が試されると思う。
3は、戦前戦中の外交官であり外務大臣を務めた有田ハ郎氏の自伝。
少し読んでみたが、戦前戦中の外交に疎い私には手に余りそう。
当時を知る人には時代の流れがわかるが、それがわからない。
高校の日本史レベルでは丸で歯が立たない。
しかし当時の政治決定がどのように行われたかを垣間見ることが
できそうである。
日本から多く(数百万人)の移民が、明治以降、海を渡った。
国内では北海道に渡った。
移民の歴史は、日本の底辺に生きる人々の歴史でもある。
また移民先の国々で受け入れた人々はどうだったのか。
知っておくべきことだと思う。
写真の地図は、宮本常一氏の生まれた周防大島(山口県)です。
時間がないので、30分ほどで3冊購入した。
1.「旅する巨人」 佐野眞一著
2. 「中国農民が証す『満州開拓』の実相 西田勝 孫継武他 編
3.「馬鹿八と人はいう 一外交官の回想」 有田ハ郎著
1は、宮本常一氏と渋沢敬三氏についての綿密な取材に基づく
ドキュメンタリー。
宮本常一氏からは地を這うようなフィールドワークと離島の人々への
熱き思いに、畏敬の念を強くした。
この先人から「社会福祉学」が学ぶことは多いと思う。
渋沢敬三氏は大原孫三郎氏を思い出させる大パトロンだ。
この人もすごい人だと感じ入った。
2は、中国人から見た「満州開拓団」の研究書。
日本で出版された大陸からの「引揚者」の手記は多い。
図書館に行けば、いくらでも読むことができる。
しかし「満州開拓団」を受け入れた現地の人々の話は読んだことが
なかった。そこでこの本を見つけて、すぐさま購入することにした。
しかしまだ読み始めたばかりだ。この本を澄んだ目で読めるか。
自分自身が試されると思う。
3は、戦前戦中の外交官であり外務大臣を務めた有田ハ郎氏の自伝。
少し読んでみたが、戦前戦中の外交に疎い私には手に余りそう。
当時を知る人には時代の流れがわかるが、それがわからない。
高校の日本史レベルでは丸で歯が立たない。
しかし当時の政治決定がどのように行われたかを垣間見ることが
できそうである。
日本から多く(数百万人)の移民が、明治以降、海を渡った。
国内では北海道に渡った。
移民の歴史は、日本の底辺に生きる人々の歴史でもある。
また移民先の国々で受け入れた人々はどうだったのか。
知っておくべきことだと思う。
写真の地図は、宮本常一氏の生まれた周防大島(山口県)です。
ご無理をされませんように。
八重洲の地下にたしかにありますね。
岩清水さんの視野はあくまで深いですね。
宮本常一が
昭和15年に鹿児島県の大隅半島を歩いた。
同じ場所・コースを戦後、昭和30年だかに再び歩き、この2度の旅が本になっていた。彼の地の女性と結婚するかもしれないというので昭和40年ごろ読んだのです。
印象に残っているのは、15年たって、大隅の貧困は変っていない、というのと、宿を良く断られることでした。
渋沢敬三は良く知らないのですが、祖父の渋沢栄一は維新後栄達を極めたようでいて、いまでいう老人問題に熱心でした。そのことを、昭和59年ごろ、浪人中に東京都老人総合研究所へ勉強に行き、渋沢栄一の像が老人ホームの真正面に立っていて知りました。
満州開拓団のことでは、少年たちが争って志願して若くしてなくなった事、原宿の東郷神社に碑が立っていました。
昔話をしてしまいました。
渋沢栄一氏は東京都養育院にも関わっているようですね。大変興味深い人物ですね。
東郷神社はよく通りましたが、その碑は憶えていません。何をみていたのでしょうか。
昔話を書いてください。楽しみにしています。
ありがとうございます。