岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

【障害者自立支援法】この程度のことは考えておくべきか。

2005-05-22 23:21:34 | 国民と国会と政治
先週、水島議員の質問に対する政府側の答弁の情けなさを書いて
いたら、地元の国会議員がMLに「なるほど」ということを
書いていた。少し引用させていただく。

「先日、新聞記者さんが、おもしろいことを言っていました。
『この法案はあまりにひどい。厚生労働省もこのまま成立させる
気はないでしょう。わざと問題点の多い法案を提出して、そこを
民主党に攻撃(批判)させて、その部分を修正させることと
引き換えに、民主党を法案賛成に引き込む。そういうシナリオ
じゃないですか』
このような考えを「のりしろ」と言います。わざと問題点
(のりしろ)のある法案を提出し、その「のりしろ」を修正して、
野党の顔を立てて手柄を与えて)、法案を成立させる手法です」

うーん。ならば先の答弁も理解できる。
「さすが先生(国会議員を先生と呼ぶ)は専門家でいらっしゃる。
ぜひその提案を検討させてください」
その後に、隠された言葉があるのだという。
「先生の提案、法案に盛り込ませていただきました。なら賛成して
いただけますね」

うーん。
世の中、無くはない話だ。このような裏取引に近いことを、
やっているのだろう。これを「茶番劇」というのだ。
国民も裏読みしながらインターネット中継をみないと見破れない
ことである。

情けないことだが、障害者団体にしても、当事者とリーダー的な
立場の人には、温度差があるという。
この温度差という言葉を、委員会である議員が使っていたが、
これも相当柔らかなな表現で、実態はドロドロしているいわれる。
すなわち、二枚舌を使う人間がそここそにいるということだ。

やはり、だれが信用できる人間か、見極める技術(すべ)を身に
つけることでしか、生き延びれないようだ。

当事者の方々も、私たちも。

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