岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

高齢者の有配偶の割合。

2014-01-10 06:18:32 | ケアラーのために
デイサービスや施設に訪問して感じることは女性が多いこと。
感覚的には7~8割が女性かなと思っていた。

総務省のデータを見ていたら「高齢者の有配偶の割合」が載っていた。

簡単に書けば、「夫はいますか」「妻はいますか」という問いの回答。
現在、いるかどうか。
基本的に男性が短命だから、女性の一人暮らしが多くなる。
それは推定できる。
では実際はどのようなデータになるのか。
年代別でずいぶんちがうことになる。

65~69歳
男性83.9% 女性71.8%
この段階でも12ポイントも夫が少ない。

75~79歳
男性83.5%  女性49.4%
男性の有配偶率はほとんど変わらないが、女性の有配偶率は半数を割っている。
夫の年齢が数歳上であることから考えると、この年代の女性の夫は平均寿命を越えてる。
夫が最も多く死亡する年代といえる。

85歳以上
男性65.2%  女性11.9%

この歳まで生きた男性の3分2が有配偶者だ。
男性が妻に頼ることが圧倒的に多いわけだ。

一方、女性には頼るべき夫はもういない。
介護する夫もほとんどいない。
10人に一人という超低率になっている。

デイサービスや施設で感じる女性の多さが数字的にも理解できる。

私の両親は一応健在だから、10組中の1組に入っている。
そして、母は、認知症で理解がほとんどできない父にすがるように生きている。
体調を見ては一喜一憂している。
その父もどんどん体力が低下している。

2日に一度はホームに出かけて対応をしている。
私の介護生活は場所を変えただけほとんど変わりはないように感じる。

最新の画像もっと見る