ぜひ観ていただきたい映画です。
私は沖縄本島には行ったことがありますが先島諸島は行ってません。
そのため土地勘がありません。さすがに島々の名は知っていますがどの島がどこにあるかと言われれば怪しいものです。
この映画に登場するのは与那国島、石垣島、宮古島、沖縄本島です。
これは順番通り、すなわち台湾から近い島から沖縄本島へと連なる島々です。
この島々の人々の生活と自衛隊のミサイル配備が影響を与えているかを映像で追っています。
☆与那国島
台湾から110km。住民投票運動は島民の分断を生み孤独な戦いを余儀なくされた。
カジキ漁師「川田のおじい」の生活を追う。チラシの写真は彼の船、智美丸。
カジキに逆襲され足に大けがを負ってしまうがなんとか傷が癒え、かたき討ちを誓う。
その闘いがクライマックスで展開。
23年、町のホームページに島外避難実施要項が掲載される。ミサイル部隊増設も発表される。
「島外避難にかかる島民との意見交換会」が開かれる。自衛隊は豊民避難誘導を優先するというが
そんなことが現実的なのか…
☆宮古島
2019年にミサイル基地が完成。野原(のばる)の街は基地に囲まれる。岩屋防衛大臣もやってくる。
さらに島の南東の端には弾薬庫が建設される。抵抗運動もかかわらずミサイルが運び込まれる。
☆石垣島
ミサイル基地の建設が計画されていたが住民の反対運動のためなかなか進展しなかった。
その中、秘密裏に測量が進められていたことが発覚、若者が住民投票求める運動に取り組んだ。
1万4000筆の署名を集めたが市議会は否決し、「自治基本条例」から住民投票の条文を削除した。
2019年、石垣駐屯地の建設が始まった。2023年完成、石垣港にミサイルが到着し基地に運び込まれる。
米軍の掃海艇の寄港、オスプレイの飛来と軍事基地化が進む。
☆沖縄本島
うるま市にある勝連分屯地には島々に配備されたミサイル網を統括する統括する本部拠点としての運用が2024年度から始まる。
うるま市だけでなく沖縄本島の各地が急速な軍事化の波にさらわれている。
などなどこの7年間に起こった沖縄県の対中国、北朝鮮に対する軍事化の様子を克明に撮影されている。
そして、島々で暮らす人々の様子や自然の美しさにも深い感銘を受けました。
自主上映会も募集されています。
ぜひ多くの人に観ていただきたいですね。
エンドロールでは支援者の名が延々と続き、驚くほど多くの方の協力があったことがわかりました。
皆さん、ご立派です。
お読みいただきありがとうございました。
ガザに平和を!