岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「名神事故」の運転手は1週間無休だった。

2005-11-16 12:17:26 | 日本の仲間
午前5時はドライバー(特に高速道路の)にとって魔の時間と
いわれる。人間のリズムから考えれば当然である。

1週間無休ということは、1週間夜間運転している可能性が
高い。昼夜逆転で、過労にならないわけがない。

この運転手は、手前のパーキングエリアで仮眠して、寝すぎて
飛ばしたという。
疲れていたのだろう。一瞬の焦りがこのような事故を起こした。

私も夜行バスを使うことがあるが、いつも不安に思っている。
それでも運転手は2名乗車を義務化されている。
人の命を預かっているからだ。

なら、なぜ夜行トラックが1名乗車でいいのだろうか。
トラックは人を載せていないからいいというのが、理由かもしれないが、
ほとんどの事故は他の車を巻き込む。
被害はトラック一台ではすまない。大型のトラックが事故を起こせば
大事故につながりやすいのだ。

本来、夜行の場合は運転手2名乗車が基本だが、「効率第一」の
現代では、相手にされない。
せめて助手を同乗させることを義務づけられないか。

この「効率第一」は、4.25事故の原因でもある。
年間8000人という途方もない死者を出す交通事故を、「必要悪」などと
思わないでほしい。

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