
毎日新聞より
介護保険のサービスを受ける際に必要な「要介護認定」の方法が4月から変更されるのを前に、厚生労働省は既に公表していた新認定基準のうち、3カ所を修正することを決めた。一部の調査項目で寝たきりの人が「自立」と認定されることなどに対し、市民団体から「十分なサービスが受けられなくなる」との批判が出ていた。
要介護認定は、介護保険サービスの申請者の要介護度(介護の必要な程度)を決める手続き。判定基準や調査項目数が4月から変更される。
厚労省はこれまで、ベッドから車椅子などに乗り移る「移乗」の調査項目について「重度の寝たきり状態などで移乗の機会がない場合、介助が行われないため『自立(介助なし)』を選択する」としていた。
これに対し、「要介護度が軽くなる」との批判があり、「寝たきりの人は体位交換などの介助があるため、全介助を選択する」と基準を修正することを決めた。「買い物」や「金銭管理」の項目も修正する。【佐藤浩】
※写真は岡山郊外の梅の里
介護保険のサービスを受ける際に必要な「要介護認定」の方法が4月から変更されるのを前に、厚生労働省は既に公表していた新認定基準のうち、3カ所を修正することを決めた。一部の調査項目で寝たきりの人が「自立」と認定されることなどに対し、市民団体から「十分なサービスが受けられなくなる」との批判が出ていた。
要介護認定は、介護保険サービスの申請者の要介護度(介護の必要な程度)を決める手続き。判定基準や調査項目数が4月から変更される。
厚労省はこれまで、ベッドから車椅子などに乗り移る「移乗」の調査項目について「重度の寝たきり状態などで移乗の機会がない場合、介助が行われないため『自立(介助なし)』を選択する」としていた。
これに対し、「要介護度が軽くなる」との批判があり、「寝たきりの人は体位交換などの介助があるため、全介助を選択する」と基準を修正することを決めた。「買い物」や「金銭管理」の項目も修正する。【佐藤浩】
※写真は岡山郊外の梅の里