岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

これからの日本、いや地球はエネルギーを使わない時代に突入する。

2011-03-27 10:48:44 | 東日本大震災
3月11日を境に、世界の人々の生活は変わらざるをえなくなった。

百年後には、9月11日より歴史書に大きな文字で記述されていることだろう。

この日をもって、原子力発電は急激にその供給エネルギーを減少して行くことになる。

新規計画の停止とともに現在稼働中の原子炉も停止して行くだろう。

ただ、廃炉にするといっても大変なことであるが。

今、この時期に原子力発電からの撤退はよかったのかもしれない。

ベトナムの例でわかるように新興の国々が原子力発電を始めてしまっていればその影響も計り知れないことになった。

もう「原発推進派」「脱原発派」という考え方も終わってしまった。

「原発はもうお終い」という前提でエネルギー政策を考えるしかない。

もちろん、他に代替可能なエネルギーはない。

グリーンネルギーも代替とまではいかない。

石炭?国内で採炭している炭鉱があるのだろうか。


考えられるのは電力のできるだけ使わない生活や経済をつくっていくこと。

経済成長が国富や「民富」に繋がるという成長率神話路線から降りること。

これは、東日本大震災復興の一方の軸となるだろう。

こころしなくては。

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