松宮秀治著 白水社 3360円
気になる本が毎日新聞の書評(12月21日付)が掲載されていた。
他紙でも書評を読みました。
残念ながらまだ本は読んではいないのだけれど。
著者の主張は、「いわゆる芸術はここ200年の産物に過ぎない」ということに
尽きるらしい。
そして、「それは西欧の特殊性に全面的に負う概念であって、西欧近代の政教分離によって成立した」
「キリスト教が国家権力から離反した欠を埋めるために、科学と同じように、市民宗教として成立した」
「夭折した詩人や自殺した芸術家がもてはやされるのは日本だけではない。
西欧においても同じであって、著者はそこに殉教者礼讃の伝統を見ている」
書評は三浦雅士氏。
この文章だけで十分すぎるインパクトがある。
もちろん、この本を読むことがより理解を深めるのだろうが、
書評の文章からでも、芸術に対する認識を再考する必要を大いに感じる。
なにしろ、私自身、少しは疑いつつも近現代芸術に相当深く汚染されている人間だから。
気になる本が毎日新聞の書評(12月21日付)が掲載されていた。
他紙でも書評を読みました。
残念ながらまだ本は読んではいないのだけれど。
著者の主張は、「いわゆる芸術はここ200年の産物に過ぎない」ということに
尽きるらしい。
そして、「それは西欧の特殊性に全面的に負う概念であって、西欧近代の政教分離によって成立した」
「キリスト教が国家権力から離反した欠を埋めるために、科学と同じように、市民宗教として成立した」
「夭折した詩人や自殺した芸術家がもてはやされるのは日本だけではない。
西欧においても同じであって、著者はそこに殉教者礼讃の伝統を見ている」
書評は三浦雅士氏。
この文章だけで十分すぎるインパクトがある。
もちろん、この本を読むことがより理解を深めるのだろうが、
書評の文章からでも、芸術に対する認識を再考する必要を大いに感じる。
なにしろ、私自身、少しは疑いつつも近現代芸術に相当深く汚染されている人間だから。