12月8日といえば、真珠湾の日「リメンバーパールハーバー」、日本人は忘れても米国や英国他、アジアの国々は決して忘れらない日です。
加害者はよく忘れるものです。
いくら言い訳をしても、手を出したのは日本軍です。
今日は、藤田早苗さんのお話をお聞きしました。
藤田早苗さんの活動内容は、ホームページをご覧ください。
人権とはなにか。
良識ある国際社会の中で日本政府はどのように見られているのか。
具体的な情報から話してくださいます。
国内ではほとんど報道されないことです。
その意味で日本は今でも鎖国状態にあると思います。
そして、海外からの声を謙虚に聞く姿勢もなくなっています。
藤田さんは、日本の現状に非常に危機感を持っています。
特に若い人の情報不足(教えられていない)に危惧をされ、全国の大学を回って講演をされています。
ホームページをご覧ください。
取り急ぎのお知らせになりました。
↓世界各国を訪問して活躍されている藤田さんは、旅の先々で美しい写真を撮影されています。カードを販売されて活動資金にされるとのこと。しかし、カードにすること自体に経費が掛かりますから、これもボランティアに近いですね。ありがとうございます。
PS:藤田さんの出身校は。大阪府登美丘高校です。あのバブリーダンスで有名になり紅白にも出場しましたね。
主催者の市場恵子さんの報告がFBに掲載されました。
転載させていただきます。
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8日(土)午後、コットン古都夢で「自分らしく生きる!女たちのおしゃべり会2018」(第12回)。参加者は25名(うち男性8名)。講師はイギリスから一時帰国されている国際人権法の研究者&活動家、藤田早苗さん。『世界の常識・日本のヒジョ~シキ~女性・人権・貧困・メディアを問う~』と題して話していただきました。
藤田さんは冒頭で「人権とは?生まれてきた人間すべてに対して、その人が能力を発揮できるように、政府はそれを助ける義務がある。その助けを要求する権利が人権。人権は誰にでもある」とし、「respect(尊重)」「protect(保護)」「fulfil(充足)」は行政や国家の「義務」であると説明されました。憲法13条・14条で基本的人権が謳われており、人権は憲法によって守られているはずですが、政治・司法・警察が正しく機能しないとき、国民は権利を侵害されたまま放り出されてしまいます。世界人権宣言は1946年、国連で採択。締約国は条約の実施状況を報告し、審査を受けることになっています。ところが日本は勧告を受けても無視。条約の「選択議定書」を批准していないので、「個人通報制度」(人権侵害を受けた個人が、国内の終審判決に不服が残る場合、人権条約機関に直接訴え、救済を求められる制度)を有効に使えません。この制度が使えないのは先進国で唯一日本だけ。まさに「日本のヒジョ~シキ」です。弁護士や法学者、議員の声を集めて政府に要求していかなくては。。。
藤田さんは秘密保護法や共謀罪を英訳して国連に通報するなど、日本の人権状況について国際社会に情報提供を続けてこられました。外から見れば、日本がどれだけ「人権後進国」か。近年どれだけメディアが歪められているか。よくわかります。メディアの役割は、「市民の側に立って、権力を監視」すること。ジャーナリズムの役割は、「政治が何を行っているかを外から観察し検証し、必要な時は批判・警告し、国民に知らせる」こと。日本のメディアは安倍政権に忖度し、ジャーナリズムは足元から揺らいでいます。権力になびくことなく、使命を果たしてほしいものです。藤田さんは、貧困・ジェンダーにも言及されましたが、紙面の関係で割愛します。イギリスのBBCが制作した伊藤詩織さんのドキュメンタリー番組を見せていただきました。私たちに「何ができるか」について、段階ごとに具体的な行動を提案された表はわかりやすく、実行に移しやすいと思いました。。
休憩中、恒例の集合写真撮影。藤田さんが世界各地で撮影された写真の販売(活動費に充てられます)も。。。最後は、いつものように一人ずつ感想を述べて閉会。多くの方が「参加してよかった」と絶賛。「目からうろこ」の連続だったようです。今年最後のおしゃべり会は12月21日(金)午後。安積遊歩さんと宇宙さんが講師です。お楽しみに。。。
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