岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

東北への旅の報告 その1  

2013-04-26 15:02:53 | 東北 2013年4月
東北に行ってきました。
4月18日に岡山を立って翌19日午前に仙台到着。
レンタカーで
1日目(4月19日)仙台市→多賀城市→塩釜市→松島町→東松島市→塩釜市→石巻(泊)
2日目(20日)石巻市→女川町→石巻市雄勝町→南三陸町→気仙沼市(泊)
3日目(21日)気仙沼市→陸前高田市→大船渡市→釜石市→大槌町→山田町→田老町→宮古市(泊)
4日目(22日)宮古市→山田町→大槌町→笛吹峠→遠野市(泊)
5日目(23日)遠野市→花巻市→奥州市→平泉町→一関市→仙台市→夜行バス

宮城県は仙台市若林区から東へ、気仙沼市(県境)までの海岸沿い。
岩手県は、県境がある陸前高田市から田老町まで。
5日間、レンタカーの走行距離は760kmに及びました。
日ごろ、車の運転をほとんどしない私にはなかなかの距離でした。

日程は、被災地の復興商店街によるグルメF-1大会が開催される4月21日を中心に組みました。
各地で活躍されている方々にお会いすることが目的でした。
幸いなことに私が会いたかったすべての方々にお会いすることができました。

持参した書籍について紹介しておきます。

津波被災前・後の記録―宮城・岩手・福島航空写真集
東北建設協会
河北新報出版センター


津波被災前後の航空写真集です。366p。被災前の町や風景を知らない私には必携です。

再び、立ち上がる! ―河北新報社、東日本大震災の記録
河北新報社編集局
筑摩書房


「一年近くたった今(2012年2月)も、家族、自宅、なりわい、地域など、多くのものを失って苦しんでいる人たちが数多い。津波が襲った太平洋沿岸では変わり果てた風景が広がったままだ。原発被害は収束の道のりが遠く、放射能汚染は深刻で、いわれのない風評を撒き散らしている」
「何が起きたのか。何が起きているのか。日々の新聞紙面とは違う形で、一冊を読み通していただくことが、私たちの東北の再生につながればと思う。」

河北新報は宮城県の新聞なので取材対象は宮城県に限定されている。
私は、昼には被災地写真集とにらめっこしながら車を走らせ、夜の宿で、被災者の方々のあの日を読み込んでいた。
掲載されている施設(病院、介護施設、官公庁の建物)の多くはすでに取り壊されており、ダンプカーが砂煙を上げて行き交う更地となった街跡を呆然と眺めているだけだった。

※写真は、岩手県山田町の慰霊の鐘。亀山保之さん撮影。
その2では、4日目に訪問した山田町について書きたいと思います。


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