まだ船長の顔見ていません。
会見やインタビューがあったのでしょうか。
知りません。
船長といえば、船の責任者です。
民主制度のない船内では独裁者といっていいでしょう。
船会社の責任者も出てきません。
これはなんだろうと思いませんか。
親会社は、カーニバル・コーポレーション。
世界一のクルーズ客船会社です。
買収を繰り返しており、とても複雑です。
会社は、米国と英国の二元上場会社です。
法人としてはパナマです。
なぜ、こんなややこしいことをするのでしょうか。
税務対策ともうひとつはカジノ対策ではないでしょうか。
なぜストレートに米国籍にしないのかですね。
米国にはラスベガスなどカジノシティがありますが、
連邦制ですからカジノが許される州は限られています。
海上でのカジノが許されていないのでしょう。
一方で英国は許されているのですね。
意外ですが。
公海上は英国の法律が適用されますから、これが英国籍の理由でしょう。
米国籍のクルーズ船は検索する限り1隻しかありません(プライド・オブ・アメリカ号=なるほどと思える船名です、クルージングの募集広告にはカジノがあるとは書かれていません)。
ゆえに100隻にも上ると言われるカーニバル・コーポレーションのクルーズ船に米国籍はないはずです。
すべてが英国籍かどうかは調べていません。
現在、東アジア、東南アジアには多くのクルーズ客船が運行しています。
今も彷徨っている船が何隻かあるようです。
2020年には来日外国人500万人をクルーズ船で受け入れるという国土交通省の計画があります。
もちろん、カジノのことは書いてありません。
クルーズ客船が入港できる港を増やしましょうという書き方です。
こんな記事もありました。
あまり富裕層は乗っていないという話ですが、
ことカジノの話になると、富裕層以外も好きなようです。
欧米人よりアジア人の方が好きだという話もあります。
で、クルーズ客船の船内収益の内、カジノが占める割合は30~50%!と言われます。
やはりカジノはとてつもなく儲かるのです。
※負けすぎて払えなくなる人が出るのでいろいろ対策を練っています。
課題がもう一つあります。
日本の領海内では、カジノは営業できません。
公海上に出るまで御法度です。
海岸線の長い日本ではなかなか公海上には出られません。
夕方5時に港を出ても夜遅くならないと開店できないこともあるそうです。
これは営業上都合が悪いわけですね。
そこで船でのカジノを日本が解禁するのが一番いいわけです。
さすがにそうは問屋が卸さないと思いますが。
ところで登場しない船長さん。
2018年10月にwebマガジンの広告取材を受けています。
ジェロナ・アルマという人です。
提灯記事ではイケメンと持ちあげています。
まったく縁のないクルーズ客船ですが、カジノ船になっているとは驚きました。
およみいただきありがとうございました。