岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

【三権分立】が危ない。

2004-12-14 10:04:04 | 国民と国会と政治
学生時代に、三権分立という国の仕組みを
学習して、よく出来ていると思った覚えが
ある。
しかし、政権交代ということが起こらなければ
国会軽視、司法軽視、行政府重視の傾向が
強まることが、よおーく、わかった。

ほんとに内閣府の権限が強大である。
日本国憲法で定めた、三権分立も、権力の集中が
あれば、絵に描いた餅である。

最近、中国に言われて(素直に受け取る人は
少ないが=私も)、がてんがいったことは、
ODAの削減、廃止について、立法府、国民から
言われるならわかるが、行政府に言われるのは
理解できないということ。

中国にとって、今の小泉内閣を嫌っていることは
明らかだ。その内閣が独走しているのではないか。
ということだろう。

外から見れば、そう見えるだろう。
中から見ると、これが、そう見えるのだ。

例えば、昨日の細田長官の国民懐柔「柔軟発言」。
小泉首相が欠席した場では、このような発言をする。
小泉の剛と細田の柔で国民をとり込もうとしている。
なぜ小泉が欠席したか、「世界で私ほど国会に出て
いる首相はいないから」という、だからイラク延長
決定後には国会に行かなくてもよいというのか。
一番大事な時だぞ。

本当に馬鹿にされている。

閣議決定の独走とは、自民党の対策は公明党対策で
すむからでもある。税金控除の相談は公明党とする。
公明党が譲歩を迫る。半分譲歩する。
お互いに納得できる線になれば、支持者に説得できる。
これで閣議決定、官庁が動き出す。
年金もそうだった。坂口さん辞めて、素人大臣に
なったがなんにもわかっていないぞー。
国民がオイオイちょっと待てといっても間に合わない。

野党、がんばれといっても、最後は多数決で終りだ。
強制突破されれば、打つ手はないんだよ。

どうすりゃーいいんだ。この事態。
おまけに国政選挙は当分ないときたもんだ。

最新の画像もっと見る