岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「障害者自立支援・社会参加促進法」の質疑が決定。

2005-10-15 18:27:53 | 国民と国会と政治
民主党による「障害者自立支援・社会参加促進法」についての
質疑が18日(火)衆議院本会議で1時から2時半までに決定しました。

国会での質疑から目を離さないで!

次の文章は、与党「障害者自立支援法案]に反対する
ある国会議員の書かれたものです。

 「それは、敢えて言えば、障害者やその家族 『だけ』を
 苦しめる法案だからです。どういう意味かと言えば、
 介護保険などは誰もが老いて介護が必要になるのでみんなの
 関心があります。
 消費税の問題も引き上げになるから、みんなが怒ります。
 郵政民営化も国民全体に関係することなので、マスコミも
 大きく取り上げます。

 しかし、障害者自立支援法は、障害者とその家族『のみ』の
 負担を増やす法案です。それ以外の人々には関係ないと
 言えば、関係ないのかもしれません。
 
 もっと冷たい言い方をすれば、『障害者やその家族ももっと
 お金を払ったほうがよい。払うのが当たり前』と他人事なの
 です。それ以外の方々の懐(ふところ)は全く痛まないのです。
 
 だから、マスコミもあまり報道しない。国民全体の関心も低い。
 しかし、全国400万人の障害者やそのご家族、心臓病や難病の
 方々やその家族にとっては、郵政民営化よりもはるかに切実な
 死活問題なのです。

 自分の損得に関係することで大騒ぎをするのは当たり前。
 しかし、自分の損得ではなく、弱い立場の方々のことを大切に
 考えるのが社会であり、政治であり、国であると私は思います」

与党の「障害者自立支援法案]を可決することが、小泉氏の主張
する「改革を止めない」ことになるのだったら、誰にとっての
改革なのだろう。

「痛みを伴う改革」とは、誰にとっての痛みだろう。
少なくとも、楽天の社長や、村上さんが痛むとは思えない。
マスメディアはすでに、国会以後の内閣改造に目がいっているが
しっかり国会審議を報道してほしい。
頼むよ。

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2 コメント

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「郵政」成立の裏では… (Tokky)
2005-10-16 02:22:10
 全国民的関心事だったかもしれない郵政民営化関連法案については、正直総選挙に関連した一過性のブームなのかな?なんて私は見ています。テレビや新聞には「郵政」という報道が繰り返され、情に訴えた選挙戦が「じゃ~小泉自民党に一票!」って結果をもたらした。流行語大賞に「郵政~」がノミネートされちゃったりしてね。



 その裏では、障害を持たれた方の将来を左右しかねない重要法案「障害者自立支援法案」が着々と成立に向けて動いている。健常者にとっても明日はわが身の問題であるはずなのに、メディアも含めて関心度は実に低い。いつの時代も弱者救済は後回しだ。どうしようもない、この国に生まれてしまった「定め」なのかな?



 TBありがとうございました。
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同感です….。 (岩清水)
2005-10-17 09:17:54
コメントありがとうございます。

同じ思いを共有しています。



どうしようもない、この国に生まれてしまった「定め」とは、ちょっとつらい。

「定め」も変えられるかな?
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