岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

東日本大震災  「宮城県多賀城市での証言」

2013-09-01 11:38:52 | 東日本大震災
2013年9月1日 NHK総合で、東日本大震災「宮城県多賀城市での証言」が放送されました。
多賀城市の街中で津波に襲われた人々の一夜を追います。

自動車販売店の駐車場の車の上で十数名が取り残されます。
水は引きません。
濡れた身体に氷点下の寒さが襲います。
近くの高層マンションからは、頑張れの声が聞こえます。
懐中電灯が見えます。
しかし、とても救助に行く状況ではありません。
それでも「私たちは見捨てられていないのだ」という気持ちが支えになったと言います。
翌日に水は引くのですが、高齢の方は生き残ることができませんでした。

都市に津波が襲った場合でも、人々は孤立し、救助の手もすぐには届かないことがわかります。

出来ることは、車の中に非常用備品を置いておくことでしょうか。
これは、放送では取り上げていませんが、岩手県山田町の漁師・亀山さんにお聞きしたことです。
防寒具も必要です。

どこで被災するかわかりません。
車で移動中に被災する可能性も大きいのです。
可能な限り複数の場所に非常用備品をストックしておくことが意味を持つと思います。

画像は、多賀城市の津波被災地域です。
赤マークの駐車場で一晩を過ごされたと思われます。

この画像は、NHK東日本大震災アーカイブスより転載しました。
多賀城市では、このような立体写真が見れるようになっています。


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