岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

短い旅。

2007-12-26 23:26:04 | 社会福祉士
中国地方の街を訪問した。
地元の介護認定調査員と話をする機会があった。
初めてあった女性だが、心の内を話してくれた。

認定調査での悩みについて。

昨年、県の担当者から調査方法について、
今まで以上に厳密に調査をしてくれといわれたという。
(これはどの都道府県も同じだと思う。この時点で
認定基準が辛くなったと考えられる)

そう言われれば、真面目な調査員は厳しい評価をせざるを
えない。
しかし、施設の利用者に対しては、簡単ではない。
調査訪問先の施設管理者から耳打ちをされる。
「もし要支援でもなれば、あの人はこの施設にいられなります。
ひとつ、よろしくお願いします」。

調査員「どうしたらいいんですか」
私「その方の生活をみましょうよ」
調査員「そうですよね」
(禅問答に聞こえますか)

今の認定制度は、認定結果についてだれも結果責任をとらなくても
よい。

肝炎問題や年金問題をみれば、責任を取らない官庁から、
困難に遭遇している人々を護ることも大切な仕事だと思う。

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