岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

日本国憲法20条って?

2006-09-18 19:18:56 | 国民と国会と政治
同じに9条は世界的に有名だけど、20条って何だろう?
ということで、20条を守る宗教者の集まりに参加してきた。

20条は、信教の自由と政教分離を謳っているのだ。

小泉8.15靖国参拝は小泉自身の「信教の自由」と強弁しているが、
ならば 政教分離はどうなる。

この場合に用意されている言葉は、「心の問題」だ。
心の問題なら、心に中で参拝すればいいのだから、理屈は通らない。
そこで、憲法改変するときは、靖国参拝は伝統であり習俗ということに
したいらしい。非宗教化だ。
実は戦前の靖国神社もそのように扱い国家神道を教育の中に取り入れた。
特別な扱いをしていた国家神道を戦後どのように残すか。
一宗教法人にしたわけだが、戦没者慰霊は政府の役割ということが
戦後も残ったので 靖国は半官半民のようになった。
合祀の問題が確信犯的だったことは、この夏明らかになった。
この靖国との距離の置き方が 各政権の課題だった。
安倍政権では 教育基本法と絡めて 公教育に 取り入れるだろう。

9条が軍事なら20条はこころである。
「戦う国は祀る国」といわれる。
これは 安心して死んで来い。祀るところはつくってあるという
ことだ。

そして今、靖国に勝手に合祀するなと遺族が訴えている。
靖国に人質に捕られているという。
いつまでも 国に縛り付けられてたまるかと。
確かに 誰も靖国に祀ってよいでしょうか と聞かれない。
死んでも 信教の自由がないことになる。

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