転送自由と書かれています。
非常に参考になります。
ぜひ、お読みいただきたいと考えます。
5月21日をクリックしてください。
一部、抜粋させていただきます。
(3)ソフトな緊急事態宣⾔を聞き⼊れた⽇本⼈の不思議
ハーバード⼤学ライシャワー⽇本研究所所⻑の Andrew Gordon ⽒は,JB Press に表題の論
考を書いています。彼は、⽇本のソフトなコロナ対策が何故効果を上げたかについて、
―リーダーシップの問題
―構造的な要因
―⽂化的・歴史的な要因
から分析しています。
リーダーシップ
安倍政権の不⼿際をあげるのは容易である。2 ⽉下旬の学校閉鎖は説明不⼗分だった。オ
リンピックにこだわる余り、緊急事態体制への移⾏が遅れた。経済対策案をまとめるとき
も⼀貫性がなかった。検査数の増加も出来なかった。しかし、その⼀⽅政府は専⾨家の意
⾒に注意を払った。もし、最悪のリーダーシップというオリンピック競技があれば、⽇本
は参加資格さえないだろう。
構造的要因
医療と雇⽤に関して、アメリカに⽐べると、⽇本は構造的問題がはるかに少なかったこと
が幸いした。
⽂化的・歴史的要因
マスクの着⽤、⽞関で靴を脱ぐ、握⼿、抱擁などではなくお辞儀をするあいさつなどが感
染の予防に貢献した可能性はある。⼀⽅、机と机の間に仕切りがなく、個室も少ないオフ
ィス、カラオケ、パチンコは感染拡⼤につながる可能性があるが、現実にはどれだけ影響
があったのか分からない。
⽇本の緊急事態宣⾔は命令や強制⼒がなく、「要請」「指⽰」である。それは、過去の⽇本
の公衆衛⽣政策、たとえば「コレラ予防法」「ハンセン病予防法」と異なる。背景にある
のは「戦後⺠主主義」である。と⾔って⽇本の政策は、個⼈の⾃由への介⼊を避けるリベ
ラルな価値観のみによるものでもない。⽇本には、「教化(moral suasion; an appeal to
morality in order to influence or change behavior)」「説得による誘導」の構造が⽣きている
ことが⼤きかった。
転載終わります。
※太字、アンダーラインはブログ管理者です。
全文をお読みいただくことを再度お奨めしたします。
画像は、親つばめが子つばめに餌を与える瞬間です。