吉田久一先生の「社会福祉と日本の宗教思想」を少しずつ
読んでいますが、途中、石井十次について触れている部分を
つまみ読みしました。
彼の思想面からみた社会福祉について言及しています。
彼の下級武士としての出自。幼年時代に受けた儒学教育。
父親の西南戦争での敗北。厳しい環境から医師を志し、
キリスト教と出会う。
そして当時の先進的な欧米の社会福祉の考えを
彼なりに消化し実践した。
彼が明治の社会福祉を創ったといってもあながち間違いではない
でしょう。
少なくとも最も大きな幹です。
その十次や、内村鑑三、留岡幸助という重要な明治のキリスト者が、
実は二宮尊徳に強く影響を受ける。
私が石井十次を学んでいた時に、このことがどうもよくわからなかった。
このあたりも吉田先生に教えてもらいたいと思っています。
吉田先生は、「日本の社会福祉とはなにか」を追求した方です。
そして日本独自の社会福祉学を創らなければ、
この「30数年の社会福祉の後退」を止められないと思われた
のではないでしょうか。
日本の社会福祉思想に根っこを持った社会福祉の「原理」が必要ではないか。
接木した思想では、「原理」に力がないのではないか。
私もそのような思いにいたっている。
読んでいますが、途中、石井十次について触れている部分を
つまみ読みしました。
彼の思想面からみた社会福祉について言及しています。
彼の下級武士としての出自。幼年時代に受けた儒学教育。
父親の西南戦争での敗北。厳しい環境から医師を志し、
キリスト教と出会う。
そして当時の先進的な欧米の社会福祉の考えを
彼なりに消化し実践した。
彼が明治の社会福祉を創ったといってもあながち間違いではない
でしょう。
少なくとも最も大きな幹です。
その十次や、内村鑑三、留岡幸助という重要な明治のキリスト者が、
実は二宮尊徳に強く影響を受ける。
私が石井十次を学んでいた時に、このことがどうもよくわからなかった。
このあたりも吉田先生に教えてもらいたいと思っています。
吉田先生は、「日本の社会福祉とはなにか」を追求した方です。
そして日本独自の社会福祉学を創らなければ、
この「30数年の社会福祉の後退」を止められないと思われた
のではないでしょうか。
日本の社会福祉思想に根っこを持った社会福祉の「原理」が必要ではないか。
接木した思想では、「原理」に力がないのではないか。
私もそのような思いにいたっている。