岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『沢知恵さんクリスマスライブ ラ・カーニャ』下北沢に行きました。

2023-12-17 22:28:36 | 沢知恵さん

沢知恵さんのコンサートに行くのは西日本ばかりです。

下北沢のラカーニャでの定期的なライブが有名なのですがコロナもあり参加できていませんでした。

やっと念願かなって12月16日に行くことができました。

沢さんは数多くのCDを発売されていますがほとんどがラカーニャでのライブ録音です。

ホームと言っていいのでしょう。

今や、下北沢と岡山という対照的な街が沢さんのベースということになります。

東京の沢さんファンってどんな方々なのだろうと興味津々でした。

まず簡単に下北沢の印象から、渋谷から京王線ということは知っていたのですが、渋谷駅の乗り場が

変わっていて慌てました。もちろん渋谷の街にもびっくり、高層化が進んでいますね。

といっても10年前の話です。

下北沢駅の北口です。まったく変わっています(-_-;)

北口から南口に回りました。

建物は低層です。雰囲気のいい道がありました。

渋谷の喧騒を逃れてきているのでしょうか。

小さな公園がありました。

道路も緩やかにカーブさせてスピードを抑えています。

シモキタ雨庭広場ですね。

ラカーニャはこの公園の近くの繁華街にありました。

知る人ぞ知るという感じですね。

午後4時30分開場、5時開演です。

いい感じですね。ピアノの後ろの壁には清志郎さんの肖像画です。

この日、沢さんが歌う「花はどこへ行った」の日本語訳を書いたのが清志郎さんです。

午後5時きっかり開演です。

この夜はクリスマスライブということで前半はクリスマスにちなんだ歌を楽しみました。

そしてコンサートには必ず歌う曲「こころ」。

そして「風に立つライオン」(ライブで聞くのは初めてだと思います)。

今の私たちの気持ちそのものの「花はどこへ行った」。コンサート中盤の山場です。

沢さんのライブには必ず取り上げるテーマというか欠かせない歌があります。

ライフワークと密接にかかわっています。

現代詩の母といわれる永瀬清子さん、現代詩の長女である茨木のり子さん、そしてハンセン病元患者の塔和子さん。

彼女たちの詩を取り上げます。愛の歌ですね。

「今日もまた」山口シメ子詞・近藤宏一曲(新CD収録曲)

山口シメ子さんはハンセン病元患者。つい最近亡くなられました。

沢さんはお別れに鹿児島星塚敬愛園まで駆け付けました。

今日もまた 心揺らぐ弱気われに

みことばが囁きかける

「強く生きなさい」

真向かうことをおそれなければ

道は開けゆく

告別式の最後に沢さんのCDが流れたそうです。

「LINE」沢知恵詞曲

沢さんは戦後韓国で最初に日本語で歌った歌手という称号をお持ちです。

この「LINE」もそのコンサートで歌われました。

私たちのラインはどこにあるの?それは心の中にあるのでは。

その通りですね。

よかったですよ。ラカーニャのライブ。

とっても暖かくこころに浸みて、考えさせられて、元気になります。

沢さんは25年、ここで唄っているのです。

それはそれは!

お客さんについては

岡山に比べると少し若いかな。

でも心は同じですね。

当日の曲リストです。沢さんのFBより転載させていただきました。

12月16日ラカーニャ冬公演の曲リストです。ありがとう!
1.久しく待ちにし♪
2.世界につげよ♪
3.サンタが町にやってくる♪
4.たき火
5.こころ
6.きよしこの夜♪
7.あわてんぼうのサンタクロース♪
8.朝日はのぼりて♪
9.風に立つライオン♪
10.花はどこへ行った★
11.今日もまた★
12.ユー・レイズ・ミー・アップ
13.だましてください言葉やさしく★
14.一人のひと
15.ザ・ライン
アンコール ありのままの私を愛して
♪はアルバム『ライブ・アット・ラカーニャ冬』より
★はニューアルバム『花はどこへ行った』より 

 

今年はなかなかハッピークリスマスとはいえないですね。

ガザを救え!

お読みいただきありがとうございました。



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