
図書館で、G2を読んでいた。
佐野眞一さんの『三陸海岸緊急現地取材 大津波と日本人』を読みたくて。
すると、ネットでも見れることが分かった。
いつも一人で行動しているので雑誌業界の情報にとても疎い。
G2のホームページは面白そう。
無料の会員登録で記事全文が読めるようです。
ただ、ゆっくりと更新されていく=少しずつ読み進める。
佐野眞一さんといえば、東電物がありました。
そうです。『東電OL殺人事件』です。
因縁のようなものがあるのでしょうか。
佐野さんのスタイルはもちろん貫かれていて、徹底的に人を取材します。
とても印象的な取材の中で、共産党元幹部で津波の研究者でもある山下文男さんへのインタビューがありました。
病院の4階に入院中に津波に襲われて九死に一生を得た話ですが、自衛隊に救助されたとのこと。
共産党にとっては自衛隊は「違憲」な存在です。
しかし山下さんは教条的な人ではないらしく、自衛隊は本当にありがたかったと話されています。
「三十六人乗りの大型ヘリだった。中にはちゃんと医務室みたいなものまであった。僕はこれまでずっと自衛隊は憲法違反だと言い続けてきたが、今度ほど自衛隊を有り難いと思ったことはなかった。国として、国土防衛隊のような組織が必要だということがしみじみわかった。」 本文より転載
かつて、小田実さんも、警察官によくしてもらうととても嬉しいと話していたが、これが庶民感覚ではないだろうか。
庶民の一人である私は米軍にも感謝しました。ありがたかった。