岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「障がい」表記について

2005-09-20 12:18:13 | 社会福祉士
毎日新聞 9月18日 朝刊より

■はてなの玉手箱:ご存じでしたか、「障がい者」表記■
◇「害」は負のイメージ

 いつも何気なく使っている漢字が、ひらがなになっていたり、
別の字が当てられていたら「どうして?」と思うだろう。
私も最初に「障がい者」という表記を見たときには「害」の字
を読めない人が多いからかと思った。
自治体で最近、「障害者」の「害」の表記は、負のイメージが
あるとして、ひらがなの「がい」に改める動きが広がっている
という。変更の背景や、そもそもの言葉の成り立ちを探ってみた。
【有田浩子】本文略

という記事がありました。
私も2004年11月20日号の「認知症」の記事の中に書いたけれど、
時は過ぎて、「害」というマイナスのイメージの言葉は消えて
いくことになるでしょう。

ところで認知症という病名の認知度(?)はどうでしょうか。
当時は定着しないのでは、という意見が多かったのだけれど、
ほぼ定着したのではないだろうか。
その原因は身近な病気であり、痴呆という言葉もよく考えて
みれば、よくないことがわかったからだと思う。
病名変更の成功事例といえるだろう。

このような動きに対して否定的な人は、これを「言葉狩り」と
いうのだろうか。しかし今は使わなくなった言葉にとんでもない
言葉があるのは確かだ。
人を傷つけやすいのが言葉だ。
大切に使いたい。

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