酷暑が続き外出は危険と言われ続けていますよね。
といってもコロナのように家に籠り続ける生活はうんざりです。
夜明け頃の公園では散歩する人がいっぱい。
オープンを待って押し寄せるスーパーの朝イチ買い物。
日が落ちてからのそぞろ歩き。
そして不要不急でない外出もあります。
そういえば常夏で高温多湿のシンガポールでは、午前中しか運動はしません。
午後はお休みタイム。30年前に行った風景ですから今は違うかも。
そんなシンガポールが今の日本。
夜を有効に使わなくてはと、夜更けにネットに向かう人が多いのか回線が混んでしまっている。
こんな日々だけどやっぱりネット映画を観てしまう。
映画が世界への窓口であることは確かだ。
値上げしたアマゾンプライムでは、顧客離れを防ぐためか気になる映画をアップしている。
『モーニタリアン 黒塗りの記録』もそのひとつ。
モーニタリアンってなんだろうと思う。
アフリカにあるモーニタリアの人のこと。
9.11の後、アメリカがキューバにつくったグアンタナモ収容所に収容されていたモーニタリアの人の手記が映画になった。
黒塗りの記録とはのり弁のような開示資料のこと。
日本でもよく行政文書の開示で行われている。
アメリかでは、記録自体はきちんと作って保存している。日本のように焼却したり(終戦直後)、改ざん(ついこの前)したりはしないらしい。
課題はそれをいかに公開させるかとなる。
9.11の犯人やその周りにいるだろう人々を捕まえて拷問を加え自白させていた。
アメリカの法律がおよばないキューバでこんな非道なことをしていた。ひどい流出画像を見て驚いた。
この米軍のキューバでの人権を無視した行動に立ち向かう人権派弁護士のこのストーリーは、実話である。
犯人の一人として死刑という復讐を目指す軍当局。メンツもあるだろう。世論もある。
国民も政治家も生贄を求めている。
原作書籍はこちら。
この本も、のり弁だらけだそうな。
文字通り黒書だ。
映画を創ることができること自体、本当に大したものだと思う。
お読みいただきありがとうございました。
ロシアでは今もおこなわれているのだろうね。
ウクライナに平和を!