岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

大きな国が大きな内閣が、熟慮の末、結論を下しているのというのは幻想です。

2015-02-05 20:25:04 | 国民と国会と政治
今回の人質事件での政権の対応は、検討に検討を重ねられたように見えるかもしれないけれど、
実態は小さな村の会議のようなものでしょう。
(村の方には失礼なたとえです)

内閣といえば、日本国中の公務員の総元締めで大変な権力を持っているのですが、
実際の決断のための材料といえば、頼りにならないことおびただしいのです。

そのことを見せてくれたのが原発爆発のときでもありました。
政権の行動や判断は、初見で対応する岩登りのようなものでした。
事故対応の検討さえされていなかった。
ですから、どのように情報発信をすればいいのかわかりません。

国が何かをしてくれるというのは幻想だったのです。
そのような頼りになる存在はなかったのです。

今回の人質事件でそうです。
政府はまったく想定していなかった。
だから杓子定規な判断しかできなかった。
だれでもわかるし、できるレベルだった。
国会では開き直っているようだけど、底が見えている。

ホワイトハウスも同じようなレベル。
権威というトラの皮をはずせば、国の中枢も、そこの道端を歩いている人となんら変わりません。
くれぐれも、誤解をなさらないようにお願いいたします。

※画像は傍聴席の整理券を手首に巻いたもの。整理券が他人に使われては困るかなかな。

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