『ジャイビーム!ーインドと僕とお坊さん』という映画に出会いました。
広島県尾道市で上映されるとは聞いていたのですが、残念ながら行くことができませんでした。
すると岡山市でも週末に上映するとの知らせが舞い込みました。
早速出かけました。
主人公は、佐々井秀嶺というインド仏教の頂点に立つ僧侶です。
本も数多く出版されており、知る人ぞ知る方です。
岡山には、佐々井秀嶺師を支援する僧侶の方々がおられます。
その方々が、師の帰国時にはいろいろとサポートをされています。
講演会なども開かれています。
私も本を何冊か読ませていただきました。
しかし、日本人僧侶がインドで布教活動を行い、そのインド仏教の頂点に立っていることなど、
文字で読んで写真でみてもピンとくるものではありません。
それがこの映画では本当によくわかります。
映像と音の力です。
師のこともインド人のことも。
大地も感じられます(匂いこそ分かりませんが)。
監督が師と共に過ごした9日間のドキュメンタリーです。
素晴らしい77分の体験でした。
これは相当深い映画だと僧侶の方も話していました。
50年以上インドで生き抜いた破天荒な僧侶がどのような人物になるのか。
一言一言がゆるがせにできません。
で、DVDを買いました。
こちらのサイトで販売しています。
反芻したいと思います。
師はインド料理はまずいといいます。日本食が大好きです。おにぎりやお餅、ソーメンが主食のようです。
インドで生き抜くのは大変だ。
人に騙されるのは当たり前だと言われます。
いわゆる生き馬の目を抜く世界なのです。
なぜ、インドにいるか?
師は、それが使命だ!と言われます。
監督に尋ねます。
「君の使命は何かね?」
もちろん、私たち日本人に問いかけているのです。
上映後に竹本監督(左)と、佐伯住職(南天会)の対談です。
竹本監督の奥さんが登場されました。
実は監督をインドに連れて行った方です。
この方がいなければこの映画は出来ませんでした。
奥さんが家族で行こうといって実現したインド旅行です。
その旅で佐々井師宅に寄宿させてもらったことが縁となったのです。
監督以上に話が弾む予感がしました。
皆様、機会があればぜひご覧ください。
世界は丸くて広いです。
お読みいただきありがとうございました。