北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

掛川ライフスタイルデザインカレッジの終了式

2008-03-22 23:17:17 | Weblog
 朝の電車で掛川へ。今日はNPOスローライフ掛川で実施していた実践講座である「ライフスタイルデザインカレッジ」の終了式があるのです。

 ライフスタイルカレッジとは、ある面ではカルチャースクールのように講師を招いてお話を聞き教養を高めるということもあるのですが、ここが重きを置いているのは「実践する」こと。

 特に、自然を感じ地域の中で暮らしながら「足を知る心」をもとう、ということが合い言葉になっています。

 実践の項目は、カヤッキング、フライフィッシング、トレッキング、サイクリング、オーガニックファーミング(有機農業)、ネイチャーフォトグラフィー、ダッチオーブンクッキング、茶と器学、Nippon学といった項目。しかもこれらを決して安くはない受講料を払ってもらいながら主体的に参加してもらおうというのです。

 どれもエネルギーをあまり使わない、環境に優しい活動ですが、良き仲間との出会いを経ながら一年の活動をしてきた皆さんは、何かが変わったという印象を与えてくれます。

    ※    ※    ※    ※

 午前10時から始まったミーティングでは、この一年間の活動をスライドで流しながら、活動に参加した人たちからの感想が述べられました。

  

 「美味しい魚が食べたい」という一心で始めたフライフィッシングが「こんな世界があったんだ」と驚いた女性がいるかと思うと、「自分の都合でやろうと思ったら大失敗だった」と反省しきりの、オーガニックファーミング受講の男性がいました。

  

 「パンクの直し方から教えてくれるサイクリング講座で安心でした」という女性がいれば、Nippon学で雅楽の演奏を聴いて「参加者が少なかったのがもったいなかった」と悔しがるスタッフ、さらにはお米の炊き方を説明していて「俺って良い仕事をしているなあ」と感極まって自分で涙を流したという講師まで。

 いやはや、この一年の思いを数分にまとめるのは大変なようです。

    ※    ※    ※    ※

 これだけモノが豊かになった社会に生きる我々は、ものを持ったり(have)、手に入れる(get)ことは簡単です。お金を払えばネットででも運送屋さんが運んでくれる時代です。

 しかしそのような一瞬で出来てしまうことではなくて、一年間かけて実践をすることで初めて到達できる高みに至るような、変わった自分になる(be)であろうとするのが、このライフスタイルデザインカレッジなのです。

 新年度は、6月からの開講です。さて、どんな出会いがあるでしょうか。

    ※    ※    ※    ※

 ミーティングの後の立食パーティでは、余興にがまの油売りまで登場。オーガニックファーミングの収穫野菜付きとのことで思わず買ってしまいました。危うく売り切れるところでした

  
  

 芸達者な人はいるもんだなあ。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする