北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

まちなか案内所「くるる」

2011-06-09 23:45:01 | Weblog

   【くるるのオフィス】


 釧路の北大通りに誕生した「釧路まちなかコンシェルジュ くるる」を訪ねました。

 ここは釧路市の緊急雇用事業で公募をしたまちなかの案内所です。事業を受託したのは北大通り商店街で、基本的には北大通りの案内をしてちょっとさびしくなったこの界隈を盛り上げようというもの。

 オフィスも空き店舗を利活用したもので、一階の部分だけで良いからこうして一つずつでも空き店舗が開いてゆけば賑わいが演出できます。まずはその一歩です。

 さて、この「くるる」では事業の柱は二つ。一つは北大通りをメインとしつつも、より広範なまちなかの観光案内で、もう一つは実際にまちなかを巡ることを助けるレンタサイクルです。

 観光案内としては飲食店やショップ、喫茶店などのほか、啄木ゆかりの観光スポットなどを市内めぐりの地図で集めて紹介しています。よく見るといろいろな団体がそれぞれにまちなかを巡る地図を出してくれているんですね。

 またレンタサイクルには普通の自転車に加えて電動自転車も用意されていて、坂の多い橋南地区を巡るのにはうってつけです。

 
「まだ開店してから二週間ということですが反応はどうですか?」
「少しずつ知られてくるようになりました。特にホテルさんに案内のチラシを置き始めてからは、まちなかの案内や自転車を貸してほしい、という宿泊のお客さんが来るようになりました」

「電動自転車は人気が出ると思うのですが」
「値段が普通の自転車よりは高いので、そこで迷われる方もいるようです。でも中には『市立病院へ行くので電動自転車を貸してほしい』という人がいたり、行く先を聞いたら高台の上なので電動自転車をお勧めして喜ばれたというようなこともあって、利用者は様々ですね」


「市立病院とは考えましたね。でも最近の電動自転車なら結構力があるでしょう」
「はい、三段階で強さを切り替えられるようになっているのですが、一番強いアシストなら、まなぼっと前の坂も立ちこぎをせずに上ることができますよ。実際スタッフでいろいろな坂を上って試しているところです」

「お店の紹介となると、末広町や栄町の繁華街のお店も案内の対象になるのでしょう?」
「お店の集積からいうと、そのあたりが中心になると思います。今はは各店のデータやウリを集めてホームページを作るための準備をしているところです」 


   【店内にはチラシやマップがたくさん】


    ※     ※     ※     ※     ※


   【わからないことはスタッフに訊きましょう】



 電動自転車が借りられる環境ができた、ということで、私のロコ・サイクルツーリズムに心強い援軍が来た思いです。

 これで自転車でついてゆくのが苦手というような女性や高齢者でもロコ・サイクルツーリズムを楽しむことができそうです。私も釧路のウリを独自の視点で集めるようなマップを精力的に作らなくては。


 釧路市内で宿泊をして時間があるようだったらぜひお立ち寄りください。親切なスタッフがお待ちしています。 

 同所の営業時間は午前9時から午後7時(木曜休み)です。



 【くるるの場所はこちら】
コメント (1)
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