北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

釧路の元気創造交付金

2011-06-28 23:41:00 | Weblog
 先週の25日に審査委員会を開催した、「元気な釧路創造交付金」の交付対象事業が決定しました。

 全部で9件の事業についてそれぞれ応募団体からのプレゼンテーションを受けて、8人の委員が闊達な審議を行ったうえで交付内容を決定したものです。

 【元気な釧路創造交付金の交付対象事業の決定について】釧路市HPより
   http://bit.ly/mdBj23




 
 結果は、応募9事業のうち6件を採択、残念ながら3件は不採択となりましたが、昨日は新聞社から今回の審査結果について取材を受けました。審査にあたっての感想などについて書いておこうと思います。


 まずは応募された皆さんありがとうございました。応募された事業は防災から福祉、地域整備、食による地域振興など多岐にわたっていて、いろいろな団体の方が行政の発想を超えるアイディアをお持ちだと良くわかりました。

 (社)地域防災DIG(災害図上訓練)を用いた町内会防災事業などは委員から「津波被害を受けた今日、時宜に叶っていて行政との役割分担もしっかりしている」と高評価でした。建築士という建物からまちづくりまで広い範囲をカバーする建築士の皆さんの手によるワークショップなどで、行政が行う以上の効果を期待したいものです。

 阿寒クリーンに標(しるべ)プロジェクトは、エリア管理者が多岐にわたる国立公園の中で、地元のNPOが主体となって標識設置や清掃を行うなど、観光地を自ら積極的に整備しようという姿勢が評価されました。

 市民後見人養成事業は、まだまだ行政として発想が及んでいない分野で、市民有志による会が市民後見人を要請することで安全・安心な地域づくりにつながるものと良い評価を受けました。できれば、もっと数多く養成できないものか、という意見もありましたが、まずはモデル的に実施していただいてノウハウを蓄積していただきたいものです。


    ※     ※     ※     ※     ※


 ザンギで釧路を盛り上げたい!という提案については、B級グルメイベントとして昨年もザンギが出店されましたが、これをザンギの店として規模を拡大したいという提案でした。
 ザンギは元々鶏肉だったのが最近はタコザンギや鮭ザンギなどのバリエーションも出始めていて、どうなるか先が読めないのですが、そうした多様性を大いに認めようという動きなのだそうで、釧路の特徴ある食材を大いに生かしてほしいものです。

 エゾシカを知ろう、食べようというキャンペーンは、これまでも多くやられているのですが、この交付金で単なる宣伝からより実践的なキャンペーン活動として展開したいという提案でした。エゾシカ対策は喫緊の課題でもあり、その対策そのものが釧路らしさに繋がるよう期待しています。

 戦略的交通アクセス活用による交流活性化事業については、本来ビジネスではないか、とう意見もありましたが、この交付金によって多少のリスクを軽減することで新しい事業展開に挑戦できるという効果を期待する声が勝りました。
 

    ※     ※     ※     ※     ※


 以上が採択された事業についてのおおまかな評価です。審査の観点のなかでは、これまでとは違う発想の新規性や事業の効果が他に波及する度合い、発展性などについて委員同士で意見を交わしました。

 その中では、提案事業の熟度が少々足りないとされたものや、現在すでに行われている事業と今回提案の違いが分かりづらいとされたものが残念ながら不採択となりました。次回に向けてさらに充実していただければ幸いです。


 マスコミさんからは「採択の6件は多くないですか」と訊かれましたが、委員会としては多様な提案を幅広く受け止められたと考えています。

 また「これで釧路は元気になるでしょうか」という問いもありました。今回採択されたのは6件の事業でしたが、この6事業を行うことで元気になる、ということだけではなく、市内の各団体が事業提案から実施してゆく過程をフォローしてゆくことで、頑張る人たちの元気を目にする機会が増えて、元気がどんどん伝搬してゆくことも期待したいと思っています。

 そういう意味では、マスコミの皆さんもぜひ採択された方たちをこれからも追い続けて節目節目でこの頑張る姿とその成果を報道していただきたいと思います。


 元気の源は共感と感動です。釧路の市内に共感と感動の輪を広げていただけるよう心から期待しています。行政ともども頑張りましょうね。

 

 
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わくわくする時

2011-06-28 12:18:56 | Weblog

 人間力を磨く雑誌「致知」というのがあって、この愛読者が集まって月に一度くらいのペースで意見交換をする「木鶏クラブ」というのがあるのですが、先般代表が東京の致知出版を訪れて、正式に釧路支部を作ることを認めてもらったとのこと。

 道内でも既に大きな都市を中心に支部があって、目立ったところでは釧路にないのを寂しく思っていただけに朗報。まあ志を同じくする人たちとときどき語り合う時間をもつことは人生を豊かにします。

 さて、この「致知」の出版元である致知出版社ではメルマガを発行していて、過去の記事から心に残るものを提供してくれています。
 
 今日のメルマガから心に残った一説をご紹介します。



---------- 【以下引用】 ----------


       「わくわくする時と“天のチャンネル”」
       
       
            竹田和平(竹田製菓会長)

             『致知』2005年4月号
              特集「極める」より


                         ※肩書きは掲載当時

────────────────────────────────────

「わくわく」ということを、
 私は次のようにイメージしているんだけれども、
 天はわれわれ一人ひとりに個性、
 言うならば周波数の違うチャンネルを与えている。
 
 そのチャンネルが自分にピッタリ合った時が
 わくわくという状態だと思います。ですから
 
 「俺がやっていることは、本当にわくわくするのか」
 
 とチェックしないといけません。


 そして、そのわくわくは楽しいです。
 楽しんでやっていると、周りが
 「何がそんなに楽しいの」と言って集まってくる。
 
 あれやり、これやりというのではなくて、
 一番わくわくすることを一所懸命やっていると
 奇跡が当たり前のように起こってくるんです。
 
 花咲爺でいえば「ここ掘れわんわん」で
 金がザクザク出てくる、
 そういう不思議現象が起きてくるんですね。
 
 
 別の言い方をしますとね、
 わくわくの反対はひやひやです。
 
 ひやひやというのは不安で、
 それはチャンネルが合っていない証拠なんです。
 
 もちろんわくわくしながらやっていても、
 法律の問題だとか、いろいろな障害にぶつかりますよ。
 そういう時は仕方ないからやめて、次のわくわくを探す。
 そしてそれを育てていけばいいんです。

 わくわくするのは、やはり人のためになるからですよ。
 人のためになっていないと遊びになってしまう。
 仕事は人のためになることだから、飽きはきません。
 遊びは仕事をするための学びだと考えるべきでしょう。

 われわれはすべてのものに生かされている。
 お茶が飲めるのも、こういう部屋があるのも、
 みんな誰かがやったことであって、
 着るものとて自分で作った覚えはない。

 ですから私は皆さんへの奉仕の意味を込めて
 仕事をさせていただいているわけで、
 それがおもしろい。
 
 自分一人のことだけならおもしろみはありません。





※『致知』はあなたの人間力アップに役立ちます。
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 『致知』最新7月号 特集テーマ「試練を越える」
⇒ http://www.chichi.co.jp/monthly/201107_pickup.html
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---------- 【引用ここまで】 ----------


 日頃の仕事は職務ではヒヤヒヤすることが多いのですが、一人の個人に立ち返った時にこそワクワクするような人生を歩みたいものです。

 今を漫然と生きずに、「やらなくちゃ」と思ったことはすぐにやろう、それが縁だよ。

「○○しませんか?」と言われて、「また今度」と言う。その「今度」は具体的にいつなんだろう?

 人生の若さとか体力とか、今ここにいることのありがたみなども全て貴重な宝物で、それは使ってこそ輝きを増すんだ、ということにいつ気づくんだろう?

 「今度」は「今」だよ。そしてワクワクして生きようよ。

 私はワクワクしながらブログを書いてます。人生は命の時間という資源を使って幸せという財産をつくる過程なんだよ。


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