北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

この島に住むことを許された者

2011-06-15 23:45:54 | Weblog
 月に一度の木鶏の会。まだ正式に認められてはいませんが、まずは地道に仲間で集まって会合を続ける実績が必要です。

 会合は、人間学を学ぶ雑誌「致知」を読んで感想を述べ合うという形。この雑誌、内容が深くて読み切るのがなかなか大変。でも少しずつためになっていることでしょう。

 意見交換は多岐にわたって、それぞれの思いが交差します。

「今は大相撲も外国人力士が上位を占めるようになりましたが、彼らは外国人なのに髷を結ってまわしを占めて柏手を打って相撲を取りますよね。日本人よりよっぽど日本人らしい所作じゃないですか。私は朝青竜は横綱になっても強い力士だとは思いましたが、横綱として品格があるとはどうしても思えませんでした。彼がいつしか排除されてしまったのは、そこに日本人らしくなさを見た人が多かったように思えるんです」


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「日本人を日本人足らしめているのは神道の存在だと思います。小惑星イトカワへ行って帰ってきたハヤブサに感情移入するのは何にでも命があるように思うアニミズムの精神ですよね。また科学の粋を極めたようなハヤブサがイオンエンジンを切り替える際に使われた中和器がうまく稼働するように、中和神社へお参りしたというのも象徴的だと思います」


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   【災害多し日本列島】



「昔、神渡良平さんと小林正観さんとの対談の記事があったんです」とAさん。「そこで印象的だったのが、『日本人は神様に選ばれた人たちがいろいろなところからこの島にやってきて国づくりをしたんだ』という一節でした。だから外国人なのに日本人にいつくようになる人というのは、神様に選ばれた人で、日本人の気持ちになれる人なんだ、と言うんです」
「なるほど」

「日本列島は災害も多いですが、それを勤勉で正直で技術をもち、忍耐強く感謝の精神に満ちていて災害があってもそれを乗り越えられる人だけが日本民族としてこの島に住むことを許された、ということじゃないでしょうか」
 
 
 大震災でまだまだ多くの被災者が苦しまれています。それを乗り越えるのが日本民族の宿命だとしたら、それを国民が皆で分かち合いたいものです。
  
コメント
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