北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

管理職は乗馬をするとよさそうです

2011-07-02 23:45:29 | Weblog



 午前中は市内の山花公園にある「ふれあいホースパーク」へ行き乗馬のレッスンを受けてきました。

 前回の掛川組おもてなしで5時間に亘る乗馬体験をしたものの、あれは一本道を前の馬について行っただけのこと。おまけに知人からも「こままささんは、一度馬場の中で乗馬の訓練をちゃんと受けた方が良いですよ」とアドバイスされたこともあって、こちらへ来る気になったものです。

 レッスン料は30分で2100円+任意の保険くらいなもの。引き馬でお茶を濁すなんてもったいないことで、市民ももっと乗馬体験をすればよいのにね。


   【せっかく馬に乗れるのにね】



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 一応乗馬体験があるとはいえぶっつけ本番なので、あくまでも初めてとして指導を乞います。すると馬にも性格や癖があって、ちょっとしたサインで敏感に反応する馬や、なかなか反応してくれない馬もいるのだそう。

「アクセルとかハンドルが軽い自動車と重たい自動車みたいなものですね」なるほど表現が分かりやすいです。

 ここでは馬への「前進せよ」というサインも鐙をけるわけではないようで、「まずは膝をぎゅっとわかりやすく締めてみてください。もしそれで動かないようでしたら軽くけりを入れます。サインはメリハリをつけて分かりやすくしてあげないと馬の方は、サインが出たんだか違うんだかが分からず戸惑いますからね」

 指導を受けながら乗っていると、止まっていてほしいのに動き出しました。「そういうときははっきりとグッと手綱を締めてください。自分の意思と違う動作をしようとするときは素早くはっきりとそうではないことを伝えないといけません。そうしないと馬の方が乗り手を馬鹿にして、『これくらいは大目に見てくれるようだな』と次第に言うことを聞かなくなりますから」

 う~ん、乗馬のスキルを学びながら、なんだか組織運営に一脈通じるものがあって身につまされます。

 ①伝えたい指示はタイミングを逃さずはっきりと伝える。指示があいまいだとやがて馬鹿にされる。

 ②伝えたつもりでも伝える技術が悪ければ伝わらない、伝えるにもスキルが必要だ。

 ③馬(組織)の信頼を得ることも必要だが、意思に反した時はすかさず注意を与えて調整をはからなくてはならない。

 どうです、似ているでしょう? 馬の上にいるときは終始緊張して、馬の動きに全神経を研ぎ澄まさなくてはならないのも同様です。

 つまりは管理職への研修としても当たり障りのない講義を聞くよりも余程考えさせられることが多いはず。自主的に馬に乗るくらいはしてほしいものです。


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 最後は馬場内に置かれた二つの椅子の周りを8の字に回ったり、細い丸太の間を歩かせたり、早足でのバランス感覚など、面白いところまでやらせてもらいました。

 まだ言われることのどこからできない状態ですが、繰り返せば慣れることでしょう。

「釧路で乗馬を覚えた」なんていうのももう一つのブランドです。 


   【ここにいる馬たちは雑種が多いのだそうです】
コメント
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