人間力を高めようという勉強会の「木鶏クラブ」は、月刊誌「致知」の読者が集まっているもので、今日も月に一度の会合が開かれました。
この会については致知の発行元である致知出版社の認定が必要なのですが、このたび無事に釧路において発会することを認めていただきました。
会の認定については要件などが制度として決まっているわけではありません。釧路の会の代表世話人が致知出版社に出かけて行って、担当の方と面談をしてその結果認定されたのだそうで、とりあえずは良かったです。
要件を満たしさえすれば機械的に平等に認めるということではなく、人間学を標榜するだけあって、あくまでも参加しようとする【人間そのものを見て判断する】というところが良いと思います。
我々の代表世話人は、会の設立を認められると同時に木鶏クラブの規約のひな型と、木鶏信条という書類をもらってきました。
木鶏の信条とはこういうものです。
【木鶏信条】
①我々は徳性を養い、人格を高めるためにここに集い、共に学ぶ
②我々は致知を通じて生きた人間学を学び、その学びを世に広め、後世に伝えることをもって会員たるの本旨とす。
③我々は常に自らのいる場を清め、高める
④我々は勤勉・正直・親切の徳目をめざす
⑤我々は心こそ運命を創るものであることを知り、高い志、感謝、素直、本気、プラス発想…の五心を尊ぶ
⑥我々は絶えず自反尽己(※)に勤める
⑦我々は一眼を歴史の彼方に、一眼を脚下の実践に努める
⑧我々は成功は多く辛苦の日々にあり、失敗は多く得意の中にあることを忘れず、慢心を排し謙虚に生きる
⑨我々は忠恕を旨とし、感謝報恩に生きる
⑩我々は我々を生み出しものへの感謝を忘れず、生涯現役・臨終定年をモットーに自己完成の道を歩む
(以上)
注)自反尽己…自反とは指を相手に向けるのではなく、
自分に向ける。すべてを自分の責任と捉え、自分の
全力を尽くすこと。
※ ※ ※ ※ ※
【孤独の時の過ごし方がカギ】
「自反尽己」なんて言葉は初めて聞きましたし、今日の勉強会の中でもそれぞれのメンバーのいろいろな話が聞けました。
後藤新平はこう言ったそうです。「財を残すは下。されど財なくんば事業保ち難く。事業を残すは中。事業なくんば人育ち難し。人を残すは上なり」と。
これをもう少し砕けて言うと、「よく『金を残して死ぬ奴は下だ。仕事を残して死ぬ人は、まあ中だな。人を残して死ぬ人は上だよ!』と言っていた。(三島通陽著「音なき交響楽」より) 」ということになるのだそう。
人を残すなどと簡単にできることではありませんが、まずは自分自身を高めることから始めたいもので、それも人と交わることで磨かれたいと思っています。
中国の古典「大学」には「君子は、必ずその独りを慎むなり」とありますが、これは「立派な人物というものは自分独りでいるとき、つまり他人が見ていないときでも己をしっかり律していく」という意味です。
「大学」ではこの「慎独(しんどく)」を非常に重視して、立派な人物になるための一番の基本としているそうです。
月に一度くらい、こういう勉強会をするのは良いものです。
この会については致知の発行元である致知出版社の認定が必要なのですが、このたび無事に釧路において発会することを認めていただきました。
会の認定については要件などが制度として決まっているわけではありません。釧路の会の代表世話人が致知出版社に出かけて行って、担当の方と面談をしてその結果認定されたのだそうで、とりあえずは良かったです。
要件を満たしさえすれば機械的に平等に認めるということではなく、人間学を標榜するだけあって、あくまでも参加しようとする【人間そのものを見て判断する】というところが良いと思います。
我々の代表世話人は、会の設立を認められると同時に木鶏クラブの規約のひな型と、木鶏信条という書類をもらってきました。
木鶏の信条とはこういうものです。
【木鶏信条】
①我々は徳性を養い、人格を高めるためにここに集い、共に学ぶ
②我々は致知を通じて生きた人間学を学び、その学びを世に広め、後世に伝えることをもって会員たるの本旨とす。
③我々は常に自らのいる場を清め、高める
④我々は勤勉・正直・親切の徳目をめざす
⑤我々は心こそ運命を創るものであることを知り、高い志、感謝、素直、本気、プラス発想…の五心を尊ぶ
⑥我々は絶えず自反尽己(※)に勤める
⑦我々は一眼を歴史の彼方に、一眼を脚下の実践に努める
⑧我々は成功は多く辛苦の日々にあり、失敗は多く得意の中にあることを忘れず、慢心を排し謙虚に生きる
⑨我々は忠恕を旨とし、感謝報恩に生きる
⑩我々は我々を生み出しものへの感謝を忘れず、生涯現役・臨終定年をモットーに自己完成の道を歩む
(以上)
注)自反尽己…自反とは指を相手に向けるのではなく、
自分に向ける。すべてを自分の責任と捉え、自分の
全力を尽くすこと。
※ ※ ※ ※ ※
【孤独の時の過ごし方がカギ】
「自反尽己」なんて言葉は初めて聞きましたし、今日の勉強会の中でもそれぞれのメンバーのいろいろな話が聞けました。
後藤新平はこう言ったそうです。「財を残すは下。されど財なくんば事業保ち難く。事業を残すは中。事業なくんば人育ち難し。人を残すは上なり」と。
これをもう少し砕けて言うと、「よく『金を残して死ぬ奴は下だ。仕事を残して死ぬ人は、まあ中だな。人を残して死ぬ人は上だよ!』と言っていた。(三島通陽著「音なき交響楽」より) 」ということになるのだそう。
人を残すなどと簡単にできることではありませんが、まずは自分自身を高めることから始めたいもので、それも人と交わることで磨かれたいと思っています。
中国の古典「大学」には「君子は、必ずその独りを慎むなり」とありますが、これは「立派な人物というものは自分独りでいるとき、つまり他人が見ていないときでも己をしっかり律していく」という意味です。
「大学」ではこの「慎独(しんどく)」を非常に重視して、立派な人物になるための一番の基本としているそうです。
月に一度くらい、こういう勉強会をするのは良いものです。