昨日札幌で掛川時代の友人たちとともに、御前崎の茶業関係者とお会いしました。
我が心の故郷の掛川の掛川茶ではなく、同じ静岡でも御前崎市の皆さんたちが北海道へ緑茶を売るための営業にやってきたのです。
場所は札幌市中心部の商業ビルの一角で、今御前崎が売出し中なのが「つゆひかり」という新しい品種のブランド茶なのですが、これがまたなかなかよろしいのです。
【サンプリングの評判も上々です】
※ ※ ※ ※ ※
彼らはあまり緑茶文化に馴染みのないと思われる北海道をターゲットに選びました。
それは北海道の面積、人口、経済規模を考えるとデンマークやフィンランド、ノルウェーなどと同じくらいの規模であることで、おまけに日本語が通じる相手であるということを面白いと思ったのです。
お茶は気温が上がると売れなくなり、気温が下がると売れだすという消費特性があるそうです。それが北海道では気温が低い季節がながいために、今はそれほど消費されていなくても可能性があるとみました。
しかも一人当たりの緑茶消費量は912グラムと全国都道府県の第31位。これは全国トップの静岡県1,901グラムの半分以下です。
つまりお茶以外のドリンク消費はコーヒーや紅茶など他のドリンクに取られているわけ。しかもドリンクそのものにそれほどのこだわりがあるようにも思えません。
そしてドリンクと言えば重ね合わせたいのが甘味、すなわちスイーツ。
北海道では最近地場産の材料を使ったスイーツを目玉として売り出しています。
札幌北大通りの元拓銀ビルは大通りビッセと名を変えた商業ビルとなりましたが、こちらの一階には北海道スイーツ人気の六店舗を集めたビッセスイーツというフードコートがあります。
ところがこの場所で北海道スイーツを知らせたい、売りたいという気持ちはよく分かりますが、『ドリンクと一緒になったスイーツのある時間【という幸せ】』を売ることに関心が届いていないようです。
それは、ビッセスイーツでもスイーツメニューと一緒に並んでいるドリンクメニューは(特に銘柄などない)コーヒー、紅茶くらいしか書かれていないことからも伺えます。
彼らは、(なるほど、これならばこの一角に緑茶というものを改めて送り込める可能性がある)と見たのです。
そしてその主力として選ばれたのもただの緑茶ではありません。緑茶で現在多いのはやぶ北という品種ですが、御前崎が力を入れているのが「つゆひかり」という品種の深蒸し茶で、これをぶち当てようと言うのです。
※ ※ ※ ※
昨年、掛川の深蒸し茶が健康に良い、とあるテレビ番組で大々的に放送されて話題となりましたが、御前崎は掛川のすぐ隣り町でありながら緑茶界の主力である「やぶ北」ではなく「つゆひかり」を推しています。
この「つゆひかり」が群を抜いてよいのはなんといってもその水色(すいしょく)、つまり入れた時のお茶の色です。
これまでの深蒸し茶よりもひときわ透明感が高く美しいエメラルドグリーンの色合いです。実に美しい。
※ ※ ※ ※ ※
実は深蒸し茶を上手に入れるためには、お湯の温度を70℃以下に下げることに加えて濾し網のついた急須を使うと良いのですが、そんな急須まで揃えていられない、という向きのために、今回はコーヒーのようなドリップパックの試行品も用意されました。これなら手軽にお茶を楽しめそうです。
今回は北海道スイーツの試食とともにこのつゆひかりを試飲してもらいましたが、水色はもちろん味や香りも評判は上々です。
お茶を新しく売ろうとするときに、スイーツにお茶の粉を使ってもらおうというようなからめ手から攻めるようなやり方ではなく、堂々とドリンクとしての緑茶を売る正攻法はなかなかのものです。
【お茶の常識を超越する】
お茶の消費はお米の消費と連動している、とずっと言われてきました。ご飯を食べた後の緑茶、という生活様式が常識と思われてきたのです。
また緑茶は和菓子に合うというのも常識ではなかったでしょうか。
逆に、洋菓子スイーツには洋風のコーヒーや紅茶が合うという常識にとらわれすぎていないでしょうか。
スイーツに合う緑茶をしっかりと選べば、スイーツと飲料のもっと幸せなコラボレーションがあるかもしれません。
常識を超えた新しい発見による幸せの種を提供することの延長にこそビジネスがある。
北海道スイーツに緑茶を選ぶという新しいライフスタイルは北海道で受けるでしょうか。是非一度お試しを。
そうそう、「つゆひかり」にはちゃんとした白い器がお勧めです。
これまでには見られなかったエメラルドグリーンの水色をじっくりと楽しんでみてください。
【御前崎茶「つゆひかり」公式ホームページ】
http://bit.ly/wMS8qZ
我が心の故郷の掛川の掛川茶ではなく、同じ静岡でも御前崎市の皆さんたちが北海道へ緑茶を売るための営業にやってきたのです。
場所は札幌市中心部の商業ビルの一角で、今御前崎が売出し中なのが「つゆひかり」という新しい品種のブランド茶なのですが、これがまたなかなかよろしいのです。
【サンプリングの評判も上々です】
※ ※ ※ ※ ※
彼らはあまり緑茶文化に馴染みのないと思われる北海道をターゲットに選びました。
それは北海道の面積、人口、経済規模を考えるとデンマークやフィンランド、ノルウェーなどと同じくらいの規模であることで、おまけに日本語が通じる相手であるということを面白いと思ったのです。
お茶は気温が上がると売れなくなり、気温が下がると売れだすという消費特性があるそうです。それが北海道では気温が低い季節がながいために、今はそれほど消費されていなくても可能性があるとみました。
しかも一人当たりの緑茶消費量は912グラムと全国都道府県の第31位。これは全国トップの静岡県1,901グラムの半分以下です。
つまりお茶以外のドリンク消費はコーヒーや紅茶など他のドリンクに取られているわけ。しかもドリンクそのものにそれほどのこだわりがあるようにも思えません。
そしてドリンクと言えば重ね合わせたいのが甘味、すなわちスイーツ。
北海道では最近地場産の材料を使ったスイーツを目玉として売り出しています。
札幌北大通りの元拓銀ビルは大通りビッセと名を変えた商業ビルとなりましたが、こちらの一階には北海道スイーツ人気の六店舗を集めたビッセスイーツというフードコートがあります。
ところがこの場所で北海道スイーツを知らせたい、売りたいという気持ちはよく分かりますが、『ドリンクと一緒になったスイーツのある時間【という幸せ】』を売ることに関心が届いていないようです。
それは、ビッセスイーツでもスイーツメニューと一緒に並んでいるドリンクメニューは(特に銘柄などない)コーヒー、紅茶くらいしか書かれていないことからも伺えます。
彼らは、(なるほど、これならばこの一角に緑茶というものを改めて送り込める可能性がある)と見たのです。
そしてその主力として選ばれたのもただの緑茶ではありません。緑茶で現在多いのはやぶ北という品種ですが、御前崎が力を入れているのが「つゆひかり」という品種の深蒸し茶で、これをぶち当てようと言うのです。
※ ※ ※ ※
昨年、掛川の深蒸し茶が健康に良い、とあるテレビ番組で大々的に放送されて話題となりましたが、御前崎は掛川のすぐ隣り町でありながら緑茶界の主力である「やぶ北」ではなく「つゆひかり」を推しています。
この「つゆひかり」が群を抜いてよいのはなんといってもその水色(すいしょく)、つまり入れた時のお茶の色です。
これまでの深蒸し茶よりもひときわ透明感が高く美しいエメラルドグリーンの色合いです。実に美しい。
※ ※ ※ ※ ※
実は深蒸し茶を上手に入れるためには、お湯の温度を70℃以下に下げることに加えて濾し網のついた急須を使うと良いのですが、そんな急須まで揃えていられない、という向きのために、今回はコーヒーのようなドリップパックの試行品も用意されました。これなら手軽にお茶を楽しめそうです。
今回は北海道スイーツの試食とともにこのつゆひかりを試飲してもらいましたが、水色はもちろん味や香りも評判は上々です。
お茶を新しく売ろうとするときに、スイーツにお茶の粉を使ってもらおうというようなからめ手から攻めるようなやり方ではなく、堂々とドリンクとしての緑茶を売る正攻法はなかなかのものです。
【お茶の常識を超越する】
お茶の消費はお米の消費と連動している、とずっと言われてきました。ご飯を食べた後の緑茶、という生活様式が常識と思われてきたのです。
また緑茶は和菓子に合うというのも常識ではなかったでしょうか。
逆に、洋菓子スイーツには洋風のコーヒーや紅茶が合うという常識にとらわれすぎていないでしょうか。
スイーツに合う緑茶をしっかりと選べば、スイーツと飲料のもっと幸せなコラボレーションがあるかもしれません。
常識を超えた新しい発見による幸せの種を提供することの延長にこそビジネスがある。
北海道スイーツに緑茶を選ぶという新しいライフスタイルは北海道で受けるでしょうか。是非一度お試しを。
そうそう、「つゆひかり」にはちゃんとした白い器がお勧めです。
これまでには見られなかったエメラルドグリーンの水色をじっくりと楽しんでみてください。
【御前崎茶「つゆひかり」公式ホームページ】
http://bit.ly/wMS8qZ