北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

テレビ東京系列『未来世紀ジパング』の取材

2012-01-20 23:45:50 | Weblog
「そういえば、先日市長に取材に訪れた日経新聞の方と市長が話していた時に、掛川市が話題になったんですよ」と秘書課長が教えてくれました。

「へえ、日経新聞が取材に来たんですか。知らなかったあ、どういう取材だったんですか?」
「ええ、テレビ東京系列で毎週月曜日の夜十時から放映している『未来世紀ジパング』という番組の取材でした。資源のない日本と言われますが、実はいろいろな資源があるじゃないか、という切り口で、鹿児島の菱刈金山とともに、釧路の石炭を取材に来たというわけです」

「へえ、掛川の地名がどうして出てきたんですか?」
「ええ、その取材に来た方が『掛川でまちづくりをしている方を知っているんですよ』という話題で、市長は『実はうちの副市長も掛川にゆかりがあるんですよ』という会話でした」

「ふうむ…、その取材に来た日経の方って、何という御名前でしたか?」
「ええと…、名刺をいただいていましたね。あ、ありました、Gさんという方ですね」

「Gさん!なあんだ、その方は僕の友人の方でした。最近会っていないから僕が釧路にいることを知らなかったんですね。あ~、知っていたら会いたかったなあ!」




    ※     ※     ※     ※     ※

 日経新聞のGさんとは、数年前から参加を許された、IBM主催の夏富士会議という若手の人材マッチング研修で知り合った方でした。

 夏富士会議は、一定の条件で招待される、各界で活躍する50歳未満の方を対象にする会合でしたが、テレビでも見かけるような方も多く参加されていて実に刺激的な会合でした。

 Gさんは世界を又にかけるマスコミ人で、海外経験も長くその世界では有名な方です。

 それならばとGさんにメールをしたところ早速返信が返ってきました。懐かしいなあ、ぜひお会いしたかったところです。


 聞けば、Gさんは『未来世紀ジパング』の制作に深くかかわっていて、今回も石炭という地下資源を活かした地域の在り方について取材をされたとのことでした。

 
「会話の中で掛川が出た、というのは、掛川のサトーさんから聞いた話を紹介したんです。最近『地産地消』と言いますが、地産地消だとそれだけでは広がりも出ず、地域発展のパワーとしては弱いのでは、という話を申し上げ、掛川は”互産互消”で他の地域と特産物の”貿易”をやっているという話をしたんですよ」とのこと。

 やっぱり情報源は掛川の仲間たちでした。

 地産地消で域内経済を循環させるというのも一つの手ですが、得意な分野を鍛え上げて、特産物として価値を高めて他の地域の物と貿易をして相互にwin-winの関係になる。

 これってまさに日本が戦後復興してきた貿易構造そのものではありませんか。要は、何が何でも加工貿易というのでもなく、何が何でも地産地消による域内循環でもなく、答えはその中間にあるということ。

 しかもそれが、貿易相手が良く見えて双方お互いの利益になるという関係性を大事にするということが良いのではないか、という考えです。

 経済担当としてはピンとくる何かがあったのかもしれません。どこにいても掛川とつながってくるというのが面白いですね。


    ※     ※     ※     ※     ※


 さて、釧路が登場する「未来世紀ジパング」は、1月30日放送分の予定です。どうぞご覧下さい。

 

 
【未来世紀ジパング】 http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/about/
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする