北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

まだ海底にひそんでいるらしい

2017-10-27 23:55:56 | Weblog

 小樽港のマメイカ釣りが調子よいというので、仕事を終えてから小樽方面の港へと出かけました。

 金曜とはいえ、平日の夜なので人影は思ったよりもまばら。

 夜の7時半くらいから竿を入れると10分くらいで一匹目がかかってきました。幸先良い。

 周りを見ていると、釣れている人と釣れていない人に分かれるように見えてきます。

 イカ釣りには「エギ」と呼ばれる、エビの形をした疑似餌を使う釣り方です。

 これを遠くに投げると、ゆっくり沈んで行くのですが、沈んだところでクイッと引っ張ると少し浮いてきてまた沈みます。

 これを繰り返すのですが、ちょっと上がって沈み込むときにイカがこのエギにだきついてきてお尻のところにある針に引っかかるというわけです。

 季節が初冬に入って、水温が下がるとイカは表面近くを泳ぐようになって比較的上の面で釣れるのですが、どうもまだ水温が高いようで、今夜あたりはイカは海底あたりにたむろしているよう。

 なので、海面近くを狙っているような人は釣れていなくて、じっくりと海底近くまでエギを落としてからしゃくるようなやり方の人は釣れているようです。

 そういうコツがわかってきたので、今日はじっくりと海底狙い。

 エギをゆっくりと沈めてから誘いを打つと、おお、前回よりもちょっと調子が良い感じ。

 簡単な釣りのように見えますが、エギの選び方や誘い方など結構奥深いところがあるんですよ。

 それに、昨年まではベテランの人たちに、「下手だなー(笑)、こうやるんですよ」と手ほどきを受けながらおずおずとやっていたのが、今年は一人で行って、ちゃんと釣れるようになりました。なにごとも経験を重ねるから見えることって多いですね。


 今夜は結局4時間で22ハイという成績でした。これを多いとみるか少ないとみるかは人それぞれですが、私は十分に満足。

 気温の低いピリッとした空気のなかで、海の上におうし座のすばるやオリオン座がゆっくりと上ってくるのを見ながらの釣りは実に充実した時間です。

 そろそろ晩酌に新鮮なイカが登場する季節です。北海道で良かった。

コメント
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